プレスリリース

2008年1月8日

松下電器産業株式会社
ハイビジョン対応AV機器のレイアウトフリーを実現

世界初、WirelessHDに基づく無線伝送技術を開発

松下電器がハイビジョン映像の新しい視聴環境を提案
※)2008年1月8日当社調べ


松下電器産業株式会社(以下、松下電器)は、米国SiBEAM, Inc.(以下、サイビーム)と協力して、世界で初めて「WirelessHD規格」に基づいた非圧縮ハイビジョン映像の無線伝送技術を用いて、ケーブル接続の必要が無いハイビジョン映像視聴システムを開発しました。2008年1月7日(現地時間)から米国ネバダ州ラスベガス市で開催される世界最大の家電展示会「2008 International CES」に、本システムを出展します。

本システムは、プラズマテレビを始めとする薄型テレビと様々なデジタルAV機器を無線で接続し、ユーザーの視聴スタイルに合ったAV機器のレイアウトを実現しようとするものです。

AV機器間をケーブル接続する場合に、ケーブルの長さ、部屋の大きさや家具の配置などによって発生していた制限が無くなり、AV機器のレイアウトに関する自由度が格段に向上します。

加えて、今後、薄型テレビのさらなる薄型化・軽量化の進展と共に、本システムを応用することで、従来のケーブル接続では考えられなかった様々な場所やスタイルで、ハイビジョン映像を視聴することが可能になります。

本システムは、従来からある無線映像伝送技術とは異なり、非圧縮のハイビジョン映像を伝送するために指向性の強い「60GHz帯」の電波を使用しており、この電波の送受信装置を有するプラズマテレビと映像再生機器を装着できる移動式収納ラックとで構成されます。

本システムの特長は、サイビームが開発した「ビームステアリング技術」により、伝送路上の障害物を自動的に回避できるため、映像の送信機と受信機(テレビ)の間に障害物が有る状況でも接続が可能なことです。従って、映像視聴時に機器間を人が遮った場合でも、アンテナが室内の壁の反射などを利用した別の伝送路を瞬時に見付け出して、送信を継続します。そのため、ユーザーはケーブル接続しているシステムと同様に、映像が途切れることなく、高画質の映像を視聴することができます。

当社は、テレビとAV機器をHDMIケーブルで接続し、テレビのリモコン一つで、それらの操作を簡単に行う「ビエラリンク」を推進しており、本システムでも同様にワイヤレスで実現しています。誰もが簡単にデジタル機器を使える「ユニバーサルデザイン」の考え方を継承・発展させています。

【WirelessHD規格の概要】

インテル、LG、松下電器、NEC、サムスン、サイビーム、ソニー、東芝が参加する規格団体「WirelessHDコンソーシアム」で策定した規格。屋内10m以内で4Gbpsの転送速度を実現し、非圧縮HDビデオ/オーディオ/データの転送ができる。なお「WirelessHD」は米国WirelessHD, LLCにより使用許諾される商標。

以上