このたび、パナソニックSSエンジニアリング株式会社(代表取締役社長 原 重男、本社 神奈川県横浜市)のRFID活用 「修理部品入出荷管理システム」が、社団法人日本自動認識システム協会主催の『第8回 自動認識システム大賞』において、大賞を受賞しました。本賞は、自動認識技術およびシステムの新規技術・新規応用展開を奨励し業界の発展を図る目的に、先進で効果が顕著であるシステムを表彰するもので、本システムのコスト削減効果や廃棄物を出さない環境に配慮したシステム作り、RFタグの高読取方法の確立(特許申請中)などが評価されました。
<受賞システムの概要>
名称:RFIDを活用し、誤出荷ゼロを目指した『修理部品入出荷管理システム』
松下電器が生産販売する製品に不具合が発生した際、修理サービスマンが現地へ出張し、修理サービスを実施します。そのために現地で必要な修理部品の適正な供給管理が必要となります。
本システムは、修理部品の入出荷業務及び管理を効率化するために、RFタグ技術を活用し、出荷ミス(欠品、誤送、重複発送など)の防止と電子データ化による紙伝票の全廃による効率化・コスト削減を可能とするものです。
さらにヒューマンエラーを防止するチェック機構や全数自動検品などが可能で、工数削減による作業効率の向上などが図ることができます。また修理サービス時においては、サービス品質の向上が図ることができ、未使用部品の回収作業などにも効果を発揮、効率の良い管理を実現します。
またリライタブルRFタグおよびリライタブルペーパーを採用することで、リサイクルを可能とし、ペーパーレス化によるコスト削減と廃棄ゼロによる環境対策が可能です。
本システムは、その納入先である近畿松下テクニカルサービス株式会社により長年培われた物流ノウハウを反映し、サービス現場で使いやすく・バックヤードでの管理業務に効果を発揮する高度なサービスの提供へ貢献しています。
※1:RFID (Radio Frequency ID) 、RFタグ:微小な無線チップにより、人やモノを識別・管理する仕組み
【お問い合わせ先】
パナソニックSSエンジニアリング株式会社 営業本部 営業統括グループ 開発営業グループ 志村・水嶋 045-545-3535
<導入先ユーザ> 近畿松下テクニカルサービス株式会社(近畿MTS)
<共同受賞会社>
株式会社ビーエフ:RFタグのリライタブルカード化
株式会社フェニックス:伝票タグ発行・消去機システムの提供
アールエフジャパン株式会社:RFタグ及び関連機器の提供
<システムイメージ>
<運用フローの改善例>
<パナソニックSSエンジニアリング株式会社 概要(2006年4月現在)>
本社所在地:神奈川県横浜市港北区綱島東2-6-54
設立:1968年10月1日
代表者:代表取締役社長 原 重男
資本金:1億7,000万円 (松下電器産業株式会社 100%出資)
販売高:519億円(2005年度)
社員数:1,597名
事業内容 :電気通信、遠隔制御、交通制御、音響、映像、情報処理
ソフトウェアの開発、作成、販売
電気工事、電気通信工事、消防施設工事、管工事、土木工事、建築工事
鋼構造物工事、内装仕上工事その他工事の設計、施工、請負
システム、ソフトウェアに関する修理、保守、運用サポートの提供、受託
調査、研究、コンサルティングの提供、受託
医療用具の修理
情報通信、情報処理および情報提供のサービス
特定労働者派遣事業
警備の請負とその保障