松下電器産業株式会社(以下、松下電器)は展示会ビジネスでのマーケティング企画、サービス提供を行う「株式会社ePlatz(イープラッツ)」を2006年9月1日に設立しました。
株式会社ePlatzは、ベンチャー支援制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド」(略称:PSUF)を活用した新会社で、第11期募集(2005年10月より募集開始)の1社です。
同制度を活用し、すでに22社が設立されて事業を開始しており、今回の1社をあわせると合計23社が設立に至りました。
「株式会社ePlatz」は、展示会を中心に顧客と出展者のデータベースに基づいた情報配信とマッチングツールを開発する企画・サービス事業会社です。05年に個人情報保護法が制定されて以来、展示会は大量の顧客情報を獲得できる唯一の機会として企業でもその重要性が再認識されてきています。一方、近年のIT技術の進歩によりウェブを活用したマーケティングが急拡大してきており、リアルの展示会の効果を高める手段として期待されています。新会社では、ベンチャーの機動力と社外との強力な連携を活かし、展示会主催者等に対してIT技術を駆使して、出展する新規商材を判り易く且つ求める顧客に確実に紹介しビジネスに結びつける新たなウェブマーケティングプラットフォームの提供を目指します。
(顧客とは、リアルな展示会の来場者とネット上での来場者の両者を指します)
【お問い合わせ先】
松下電器産業(株)広報グループ (東京)03-3436-2621(直) (大阪)06-6908-0447(直)
【パナソニック・スピンアップ・ファンドについて】
「パナソニック・スピンアップ・ファンド」は、新規事業創出を目的とし、2001年4月より第一次ファンドがスタートしました。第一次ファンドの期間は、2004年3月までの3年間で、ファンド資金は100億円でした。松下の事業ドメインに関連する事業分野で当社の経営理念、経営基本方針を逸脱しないものを条件に1件あたり5億円未満の出資をするものです。「志」を持った起業家の継続的な成長を支援し将来の株式公開も視野に入れた「本流ビジネス」として育て上げ、松下本体にポジティブな変革をもたらすことを目指し19の新会社が誕生しました。
現在、2004年4月より第二次ファンドを運用しており、すでに3社設立し、今回の株式会社ePlatzは、4社目となります。
<ご参考:PSUF第二次ファンドの概要>
運用期間 | : | 2004年4月から2007年3月 |
募集回数 | : | 2回/年 |
投資資金 | : | 総額50億円、1件あたり上限5億円 |
出資比率 | : | 松下電器51%以上、提案者本人30%〜1%、外部30%以下 |
事業見極め | : | 3年目単年度黒字、5年目累損解消を基本とする |
処遇制度 | : | 現行社員で出向 (現行処遇+成功報酬、株式公開時はキャピタルゲインあり) 有期限契約社員 (完全年俸+成功報酬、株式公開時はキャピタルゲインあり) |
【株式会社ePlatz】
所在地 | : | 東京都中央区京橋2丁目13番10号 | ||||
資本金 | : | 3,000万円 | ||||
社長 | : | 大西 博之(おおにし ひろゆき) | ||||
略歴 | : |
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人員 | : | 1名 | ||||
出資比率 | : | 松下電器産業98.3%、大西 博之1.7% | ||||
事業内容 | : | 展示会を中心とした、出展者と顧客のデータベースに基づいた情報配信とマッチングツールを開発する企画・サービス事業 |
以上