プレスリリース

2006年8月8日

東京地下鉄株式会社
松下エコシステムズ株式会社

環境にやさしいディーゼル発電機用排出ガス冷却システムを開発・導入



 東京地下鉄株式会社(東京都台東区 社長 梅﨑 壽、以下 東京メトロ)では、松下エコシステムズ株式会社(愛知県春日井市 社長 平田 爲茂 、以下 松下エコシステムズ)が開発した効率的に冷却するとともに黒煙を除去する環境に配慮した「ディーゼル発電機用排出ガス冷却システム」を導入いたしました。

 停電時の非常用電源として導入しているディーゼル発電機を稼動すると400〜500℃の高温排気ガスが発生するため、冷却用に水を多量に使用することが課題でした。
 今回開発した冷却システムでは、松下エコシステムズが有する水破砕技術を応用したもので、冷却筒内に水を0.5μm以下に微細化して噴霧し、そこに排気ガスを通すことで、発電機から排出される高温(400〜500℃)の排気ガスを瞬時に50℃以下に冷却し浄化することが可能となりました。
 さらに噴霧した水を循環使用するため水量も削減され、高温集塵装置セラミックフィルターの採用により排気ガス中の黒煙も除去しています。

 東京メトロでは、本システムを導入設置し、その効果を確認いたしました。また、今後もより安全で環境に配慮した設備を導入し、社会に貢献して参ります。

 松下エコシステムズでは、本システムの性能を更に向上させ、今後も新たな製品で地球環境との共存に貢献して参ります。

東京メトロに導入された排気ガス冷却システム

【報道関係者様お問合せ先】

■東京地下鉄株式会社
  鉄道本部電気部設備課     宮田・千田  TEL 03-3837-7106
  広報部                   須藤・今泉  TEL 03-3837-8277
 
■松下エコシステムズ株式会社
  本部  経営企画G広報担当  森林     TEL 0568-81-1161

参考資料

1.ディーゼル発電機用排出ガス冷却システムの構成

 従来の水噴霧冷却装置では、メンテナンスや水量に課題があり、また環境の観点から使用水量の削減も求められていました。
 本システムは水破砕技術を利用した「サイクロン式高性能エアワッシャー」と「高温集塵装置セラミックフィルター」から構成しています。(図1)
 「サイクロン式高性能エアワッシャー」では、水を噴霧して冷却塔の内壁に激しく当てて、数ミクロン程度に微細化(図2)することで水と空気の接触効率がよくなり、ここに約400〜500℃の排気ガスを通すと、約50℃へ急速に冷却・浄化し排出することができます。
 さらに噴霧した水を循環利用するので、水の消費量を抑えることができます。
 また黒煙の除去にはセラミックフィルターを採用し、メンテナンス性を向上しています。

2.基本仕様

処理風量 127m3/min (ガス温度450℃)
圧力損失 0.5kPa(サイクロン式高性能エアワッシャー部のみ)
入口空気温度 DB 450℃(夏季)
出口空気温度 DB 50℃以下(夏季)
冷却水量 310L/min 18.6m3/h

3.水破砕技術を利用した「高性能エアワッシャー」の原理

 滝つぼの周辺では、水が空気と激しく摩擦することで非常に細かい水滴に破砕される現象が起こります。
 これを利用したのが水破砕技術で、容器内で水を噴霧し壁面に激しくぶつけることで、直径約0.5μm以下の超微細水滴を含む空気を人工的につくりだし、汚れた空気中の浮遊塵埃・細菌や臭いを除去し、空気を浄化します。