家庭用自然冷媒（CO₂）ヒートポンプ給湯機「エコキュート」^（※1）を新発売

【特長】

1. 多様化する電気料金プランにきめ細かく対応

（1） さまざまな電気料金プランに対応した夜間時間設定

2016年4月から始まった電力小売全面自由化による、多様な電気料金プランを簡単に設定することができます。電力小売全面自由化以前の電気料金プラン、以降の新・電気料金プランだけでなく、今後、新たなプランが新設されても、夜間時間帯の直接入力設定のモードを搭載しているので、さまざまな電気料金プランに対応することができます。

（2） 使用電力のピークを低減する、きめ細かな設定が可能な3つの新機能

一部の電気料金プランで採用されている実量制契約^（※2）に対応するため、使用電力のピークを低減する3つの新機能「ピークセーブ」「ダブルピークカット」「ピークシフト設定」を搭載しました。各家庭のライフスタイルによる電力使用パターンに合わせて設定することで、使用電力のピークを低減することにより、基本料金を抑える工夫ができます。

（3） 太陽光発電システムの余剰電力を活用した「ソーラーチャージ」機能

2019年度から始まるFIT制度^（※3）の期間終了を見据えて、太陽光発電システムで発電した余剰電力の有効活用が可能となる「ソーラーチャージ機能」を搭載しました。翌日の天気を確認し、事前に設定することで、昼間の太陽光発電システムで発電した余剰電力を、エコキュートの沸き上げに利用することができます。

2. よく使う機能に絞った「シンプル画面」を搭載し、さらに使いやすくなったリモコン（JP・Jシリーズにおいて）

使いやすさと親切設計で、高い評価を得ているリモコンがさらに進化。リモコンの「メニュー画面」を、よく使用する機能のみが表示される「シンプル画面」に切り替えることが可能になりました。設定後は、シンプルな画面で簡単に操作することが可能です。

3. 年間給湯保温効率（JIS）3.6^（※5）のNシリーズを発売し、ZEH対応機種の品揃えを拡充

2016年度、ZEH支援事業で採択された住宅の65％が、給湯器にエコキュートを採用しています。今後、ますます増えていくZEH住宅に対応するため、新たに機能を絞り込んだ年間給湯保温効率（JIS）3.6を実現したNシリーズを発売し、ZEH対応機種の品揃えを拡充します。年間給湯保温効率（JIS）3.6のエコキュートを採用することで、一次エネルギー計算上（エネルギー消費性能計算プログラム 住宅版）において、建築会社はコストを抑えてZEH住宅を建築することなどが可能になります。

【その他の特長】

■「温浴セレクト」機能（JP・Jシリーズ フルオートにおいて）

家族一人ひとり好みの湯温が異なることに着目し、台所リモコンで3つの温浴モード「あつめ」「ふつう」「ぬるめ」の中から、お好みの湯温を簡単に選ぶことができる機能です。家族一人ひとりに合わせた快適な入浴タイムを実現することができます。

■酸素入浴機能でさらに快適な入浴が可能
（JP・Jシリーズ 酸素入浴機能付フルオートにおいて）

酸素富化膜を通った酸素濃度約30%の空気を専用配管を通じて毎分2 L^（※6）浴槽内に供給します。浴槽内に供給された酸素は拡散され、浴室内の酸素濃度が低下しにくくなり、ゆっくりと入浴することで、湯ざめもしにくくしっかり温まります。

■「エコナビ」でふろ保温時最大約35％^（※7）省エネ（フルオートにおいて）

ひとセンサー技術と最適なふろ保温運転を実現する湯温学習制御の組み合わせにより、省エネと快適性を両立させ、ふろ保温時の省エネを実現しました。

■「リズムeシャワープラス」で省エネ最大約20％・節水最大約10％^（※8）
（JP・Jシリーズ フルオートにおいて）

シャワーの温度と流量を高速で変動させることで、通常のシャワーと比較して省エネ最大約20％・節水最大約10％^（※8）を実現しました。

■「ぬくもりチャージ」で翌日のお湯はりのエネルギーを最大約10％^（※9）節約
（JP・Jシリーズ フルオートにおいて）

入浴後、お風呂の残り湯の熱だけを貯湯タンクに戻すことで、夜間の沸き上げに必要なエネルギーを節約する機能です。

• ※1：電力会社・給湯機メーカーが家庭用自然冷媒（CO₂）ヒートポンプ式電気給湯機を総称する愛称。
• ※2：使用電力をスマートメーターにより30分単位で計量、そのうち月間で最も大きい値を2倍したものをその月の最大使用電力とし、当月の最大使用電力と前11ヶ月の最大使用電力のうち、いずれか大きい値を契約電力として採用する制度。
• ※3：固定価格買取制度（Feed-In-Tariff）の略。「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度。
• ※4：外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅。
• ※5：年間給湯保温効率（JIS）は、消費者の使用実態を考慮に入れた給湯保温効率を示すために、1年間を通してある一定の条件をもとにヒートポンプ給湯機を運転した時の単位消費電力量あたりの給湯熱量およびふろ保温熱量を表したものです。なお、値は沸き上げモード（おまかせ節約）で測定した値であり、実際には、地域条件・運転モードの設定や使用条件等により変わります。
• ※6：外気温20℃/通常気圧の場合。
• ※7：フルオート、当社試験設備にて、ふろフタあり 浴槽湯量 180 L 設定温度 42℃　外気温 7℃ 貯湯温度 75℃ 接続配管Φ13 A架橋ポリエチレン管
  10m断熱材あり、ふろ湯はり完了後120分保温した場合の比較（湯温学習後）
  エコナビON時 1380 kJ／OFF時2120 kJの比較、ただし酸素運転をしている場合は除きます。
• ※8：当社試験設備にて、家庭用ヒートポンプ給湯機JIS C 9220負荷条件による。夏期給湯モード加熱条件：外気温（乾球温度／湿球温度）25℃／21℃水温
  24℃給湯設定温度40℃ダイレクト出湯、シャワー使用時間5分/回を使用したときの比較（浴室シャワーのみ使用時）
  シャワー使用流量合計：リズムeシャワープラス ON（設定：強）時 45 L／OFF時 50 L フルオートにおいて
  省エネ条件：リズムeシャワープラス ON（設定：強）時のシャワー熱量2.6 MJ／OFF時のシャワー熱量3.3 MJ
  節水条件：リズムeシャワープラス ON（設定：強）時のシャワー流量8～10 L/分 OFF時のシャワー流量10 L/分
• ※9：フルオート、家庭用ヒートポンプ給湯機JIS C 9220負荷条件による。中間期給湯モード加熱条件：外気温（乾球温度/湿球温度）16℃／12℃水温17℃
  ぬくもりチャージ開始条件：給湯保温モード完了後、沸き上げモード：おまかせ節約
  浴槽の残り湯の温度が低い場合や貯湯タンク内の温度が高い場合等使用条件により効果が異なります。

■仕様一覧

• ・外部寸法の幅の（　）内のサイズは配管カバー、奥行きの（　）内のサイズは吹出グリルを含んでいます。
  （製品の定格および仕様については、改良のため変更する場合があります）