プレスリリース

2015年11月12日

国宝を美しく照らす照明演出を実現

平等院ミュージアム鳳翔館に LED照明器具を納入(※1)

従来照明に比べ消費電力70%削減(※2)を実現

平等院ミュージアム鳳翔館に LED照明器具を納入

パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は、このほど平等院(京都府宇治市)の博物館「平等院ミュージアム鳳翔館」にLED照明器具約400台を納入(※1)し、新しい照明空間を創造しました。このミュージアムで収蔵、公開されている多くの貴重な国宝が持つ本来の表情や色合い、細部の模様を正確に美しく照らします。従来照明と年間のランニングコスト(電気代と交換ランプ費用)を比べた場合、約82%の削減(※3)となり、省エネと経費節減が可能です。

平等院は約1000年前に建立され、建造物や仏像、彫刻、絵画を今日に伝え、「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されています。平等院ミュージアム鳳翔館は、老朽化した宝物館に代わり、先進的な設備で収蔵環境の改善を図る博物館として2001年に開館。国宝の鳳凰堂壁扉画、梵鐘、雲中供養菩薩像、鳳凰一対や重要文化財の十一面観音立像など貴重な遺産を収蔵、展示しています。

今回の照明演出は、東京国立博物館 学芸企画部企画課デザイン室長の木下史青氏が監修しました。国宝「梵鐘」を照らす器具は、通常の調光グレアレスユニバーサルダウンライトに、展示物の色を自然に見せる「美光色」機能を追加した特注品を開発。当社独自のスペクトル制御技術により、平均演色評価数(※4)がRa95と高い演色性を実現するとともに、温白色(色温度3500K)(※5) の光によって、梵鐘がもつ独特の青銅色を美しく、忠実に表現します。器具を調光することで細かい模様を鮮明に見せ、梵鐘に写り込む影を軽減しました。

また、平等院ミュージアム鳳翔館の企画コーナーには、スマートフォンやタブレットなどのタッチ操作で光の照射方向・範囲・明るさを簡単に調整できる美術館・博物館向けシューティングスポットライトを設置。天井の高さが3m以上あるため、展示内容が変わるたびに必要だった高所でのシューティング作業(※6)が不要となり、安全性も確保します。

さらに、国宝の「鳳凰」と「雲中供養菩薩像」26躯の演出では、光をフォーカスして展示物のみに当て、床や壁に出るマルチシャドウ(多重影)を解消。周囲から浮き立つような迫力ある展示を実現し、従来照明では見えにくかった表情も細部まで見えやすくなります。

当社は今後も、博物館や美術館などの施設向け照明器具の展開を通し、貴重な文化財などの紫外線・赤外線による損傷を低減しながら、来館者の快適な鑑賞環境づくりに貢献するとともに、質の高いあかり空間を提案していきます。

<特長>

  1. 国宝「梵鐘」をはじめ個別展示の特性に合わせ、美光色グレアレスユニバーサルダウンライトを特注
  2. 企画コーナーでは、展示変更時の高所作業が不要となるシューティングスポットライトを設置
  3. 従来照明に比べて、消費電力70%削減(※2)を実現
  1. ※1:一部工事は2016年7月めどに実施予定
  2. ※2:経済比較条件 1日8時間、365日点灯として試算/既存光源を今回納入のLED照明器具に置き換え
  3. ※3:1日8時間の点灯を1年間続けた場合では従来照明のランニングコストが年間で約202万円、今回納入したLED照明器具では年間約37万円と大幅削減
  4. ※4:平均演色評価数:色の見え方の忠実性を表す代表的な指標で、基準光源に比べ、どの程度忠実に色を再現しているかを定量化したもの。
    100に近いほど、色は自然に見えることになる
  5. ※5:ケルビン:色温度を表す単位。朝日や夕日の色温度は約2000K、温度が高くなると黄色みを帯びた白、さらに高くなると青みがかった白に近くなる
  6. ※6:照射方向や配光角度、明るさの調整

【お問い合わせ先】

お客様ご相談センター
フリーダイヤル 0120-878-365(受付 9:00~20:00)
エコソリューションズ社 ライティング事業部 ライティング機器ビジネスユニット 店舗商品部 営業推進課
06-6908-1131 (受付9:00~17:30)

【特長】

1.国宝「梵鐘」をはじめ個別展示の特性に合わせ、美光色グレアレスユニバーサルダウンライトを特注

国宝「梵鐘」を照らす器具に、展示物の本来の色を忠実に再現できる「美光色」機能を追加をした調光グレアレスユニバーサルダウンライトの特注品を開発。当社独自のスペクトル制御技術によってモノの色を自然に引き立てるとともに、平均演色評価数(※4)がRa95と高い演色性を実現しています。また、温白色(色温度3500K)(※5)の光により本来の梵鐘独特の青銅色と繊細な浮き彫りの美しさをより忠実に再現できるようになりました。

(2)企画コーナーでは、展示変更時の高所作業が不要となるシューティングスポットライトを設置

鳳翔館の展示室の天井の高さは3m以上あり、展示内容が変わるたびに学芸員が高所にてシューティング作業(※6)を行う必要がありました。今回、お手持ちのiPhone/iPad/iPod touch (※7)に専用アプリ(※8) をインストールすることで、リモコンとして活用でき、光の照射方向・範囲・明るさを安全かつ簡単に調整できる美術館・博物館向けLED照明器具を設置。照明器具と無線で通信し、簡単操作でコントロールできるとともに、配光角度もナロー(9°)からワイド(35°)まで自由に設定することができます。

  1. ※7:iPhone、iPad、iPod、iOSは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です
  2. ※8: iOS端末は別途お買い求めのうえ、専用アプリはダウンロード(有償1,500円)してお使いください

(3)従来照明に比べて、消費電力70%削減(※2)を実現

従来照明に比べ、消費電力を70%削減(※2)しました。また、年間のランニングコスト(電気代と交換ランプ費用)を比べた場合、約82%の削減(※3)となり、省エネと経費節減が可能です。1日8時間の点灯を1年間続けたケースの試算では、従来の照明は、ランニングコストが年間で約202万円かかるのに対し、今回納入したLED照明器具では年間で約37万円と大幅な削減を見込めます。

■主な納入製品

【ご参考】

平等院
永承7年(1052年)、関白藤原頼通が、父 道長より譲り受けた別業(別荘)を仏寺に改め、平等院としました。平等院鳳凰堂は、建築・彫刻・絵画・工芸が一体化し、国内では最も密度の高い国宝の集積空間です。さらにその周囲は、国内でも数少ない浄土庭園の遺構がひろがり、建築と庭園が融合したたぐい稀な歴史的環境を今日に伝えています。


【平等院鳳翔館】

以上