プレスリリース

2015年10月27日

産業機械設備、産業用ロボットなどの小型化、高速化、高精度化に対応

ネットワーク対応 ACサーボモータ&アンプ 「MINAS A6シリーズ」を発売

IoT対応機能も順次追加予定、お客様の多様なニーズに迅速に対応できる製品をご提供

モータ:MHMF022L1**、アンプ:MADLN15**

パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は産業機械設備や産業用ロボットなどの立上げのリードタイム短縮、生産性向上に貢献できるネットワーク対応 ACサーボモータ&アンプ 「MINAS(ミナス) A6シリーズ」 を2015年11月より発売します。

製品名 ACサーボモータ[1]、ACサーボアンプ[2]
シリーズ名 MINAS(ミナス) A6シリーズ
代表品番(200W用) モータ:MHMF022L1**、アンプ:MADLN15**
発売開始 2015年11月

ものづくりの現場では、省スペース化や生産性向上のため、産業機械設備や装置の小型・軽量化や動作の高速・高精度化が求められています。またインダストリー4.0やIoT化の流れを受けて各種機械・装置の主要デバイスであるサーボモータとサーボアンプには産業のネットワーク化に対応した機能が求められています。当社は、これらのニーズにお応えする業界最小・最軽量(※1) の「ACサーボモータ」と業界最速応答(※2) の「ACサーボアンプ」を開発しました。さらにネットワーク化、省配線化などお客様の多様なニーズに迅速に対応できるラインアップも新たに提供します。また、今後はIoT対応機能を搭載した製品を追加発売していく予定です。

【特長】

  1. 業界最小・最軽量(※1) のサーボモータ、業界最速応答(※2) のサーボアンプで機械・装置の小型化と生産性向上に貢献
    ・サーボモータ本体長 67.5mm (当社従来(※3) 比:30%減)
    ・サーボモータ重量 760g (当社従来(※3) 比:20%減)
    ・サーボアンプ速度応答周波数 3.2kHz (当社従来(※4) 比:30%高速化)
  2. 業界最高クラス(※2) の通信周期を実現したネットワークアンプ(RTEX[3] )をラインアップし、機械・装置のネットワーク化、省配線化に貢献
    ・最小通信周期 62.5μs (当社従来(※4) 比:25%短縮)
  1. (※1) 2015年10月27日現在、サーボモータ(出力200W)として。当社調べ
  2. (※2) 2015年10月27日現在、サーボアンプ(出力200W)として。当社調べ
  3. (※3) 当社従来品MINAS A5シリーズ サーボモータ(出力200W) との比較
  4. (※4) 当社従来品MINAS A5シリーズ サーボアンプ(出力200W) との比較

【用途】

半導体製造装置、液晶製造装置、産業用ロボット、電子部品実装機、工作機械など

【商品のお問い合わせ先】

モータビジネスユニット
電話:072-870-3110
ホームページURL:https://industrial.panasonic.com/jp/contact-us

【特長の詳細説明】

1. 業界最小・最軽量のサーボモータ、業界最速応答のサーボアンプで、機械・装置の小型化と生産性向上に貢献

機械・装置の小型化、省スペース化のために、搭載されるサーボモータにも、さらなる小型化が求められています。今回、磁界解析手法(CAE)を駆使して磁気回路の最適化を行うとともに、放熱性を高める独自のモータ構造を開発することで、業界最小・最軽量のサーボモータを実現しました。これにより、機械・装置のさらなる小型化に貢献します。また、独自の制御ソフトウェアアルゴリズム技術と高性能CPUの採用によりサーボアンプの性能を高め、サーボモータの応答性を飛躍的に向上させました。業界最速の速度応答周波数3.2kHzを実現し、高速位置決めを必要とする機械・装置の生産性向上に貢献します。

2. 業界最高クラスの通信周期を実現したネットワークアンプ(RTEX)をラインアップし、機械・装置のネットワーク化、省配線化に貢献

機械・装置の小型化や高性能化の実現に向け、省配線かつ高速通信が可能なネットワーク通信対応が要望されています。コントローラとサーボアンプ間を接続する場合、従来はパルス信号などのアナログ信号を多数配線する必要がありました。今回、業界最速クラスのRTEX通信アンプをラインアップし、機械・装置のネットワーク化に対応。コントローラとサーボアンプ間の配線の簡素化を図ることができます。またコントローラやサーボアンプ間で62.5μs周期で高速にデータをやり取りすることが可能で、追従性の高い同期運転を実現、機械加工の高精度化に貢献します。

【基本仕様】

電源 単相AC 100V 単相・三相AC 200V
(今後、三相AC 400Vを順次ラインアップ予定)
適用モータ出力 50W~5kW
(今後、22kWまで順次ラインアップ予定)
制御指令方式 アナログ/パルス/MODBUS(※5) [4] : A6シリーズ
RTEXネットワーク通信: A6Nシリーズ
(EtherCAT(※6)ネットワーク通信も順次ラインアップ予定)

【今後の展開】

各種産業機械・装置メーカ様の多様なニーズに幅広く対応するため、MINAS(ミナス) A6シリーズとして、次の新機能を追加し発売する予定です。

●セットアップ支援ソフトPANATERMのモバイル対応・IoT対応機能
現在、サーボアンプのパラメータ[5] 設定・状態監視を行う場合、有線(USBケーブル)でパソコンとサーボアンプを接続して設定しており、パソコンが現場に無い環境やケーブル接続に制約がある場合、対応することが困難です。このニーズに応えるために、モバイル対応・IoT対応のオプションパーツを導入予定です。当社のオプションソフト(a)と無線オプション部品を導入いただくことで、従来のパソコンでの対応に加え、各種スマートフォン・タブレット(b)を使用して、無線接続でサーボアンプのパラメータ設定・状態監視が可能になります。また、ケーブル接続の制約も解消します。さらにはお客様のご要請に応じて当社エンジニアによる遠隔地からのゲイン調整などのパラメータ設定・サポートが可能になります。

(a) 対応ソフト「サーボアンプセットアップ支援ソフト(PANATERM)」

(b) 対応スマートフォン/タブレット:iOS(※7) (ver.7~9)、Android OS(※8)(ver.4.2~4.4)
対応パソコンOS: Windows Vista (※9) SP1(32bit) ,7, 8 (32/64bit)の日本語・英語・中国語(簡体)版

フルSiCパワーモジュール[6] 搭載アンプを順次ラインアップ
サーボモータの高速制御性能のさらなる向上を求めるニーズは根強くあります。このニーズに応えるために、フルSiCパワーモジュールを搭載したアンプを発売します。スイッチング周波数の高速化(当社従来(※4)比 4倍)とスイッチングの低損失化(当社従来(※4)比 約1/2)で、さらなる高速制御化の実現や、機器の省エネ化が可能になります。これにより、機械・装置の位置決めの超高速化や加工機などの加工追従性の大幅改善、省エネ化に貢献します。

  1. (※5) MODBUSは、Schneider automation inc.の登録商標です
  2. (※6) EtherCATは、Beckhoff Automation GmbHの登録商標です
  3. (※7) iOSは、Cisco の米国およびその他の国における商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています
  4. (※8) Android OSは、Google Inc.の商標または登録商標です
  5. (※9) Windows、Windows Vistaは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です

【用語説明】

[1] サーボモータ
検出器を備え、速度・位置情報をサーボアンプにフィードバックし、サーボアンプとセットで使用する速度・位置の応答性と精度に優れたモータ。
[2] サーボアンプ
サーボモータを駆動、制御するための機器。プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などの上位コントローラからの指令通りにサーボモータの回転速度や角度位置の追従制御を行う。
[3] RTEX (Real Time EXpress)
サーボに要求される高度なリアルタイム性を実現するために当社が独自開発したオープンネットワークで通信速度は100Mbps。
[4] MODBUS
シリアル通信用のオープンネットワーク。産業用電子機器の接続において広く使用されているため、上位コントローラとの接続が容易で、サーボモータ・サーボアンプの情報取得や指令送信を行うことができる。
[5] パラメータ
ACサーボアンプの特性や機能を数値化したもの。
[6] フルSiCパワーモジュール
SiC(炭化ケイ素)素子を搭載したパワーモジュール。従来のSi(シリコン)素子のパワーモジュールに比べ高速スイッチング性と低損失性に優れる。

以上