プレスリリース

2014年1月30日

クラウドサービスと連携し複数拠点の電力使用量の一括管理や遠隔制御を実現

クラウドサービスを活用した「EcoLogiXデマンドレスポンス対応コントロールユニット」を製品化

快適性を保持しながらで省エネ、節電を実現

EcoLogiXデマンドレスポンス対応コントロールユニット

パナソニック デバイスSUNX株式会社は、クラウドサービスを活用し快適性を保持しながら複数拠点の電力使用量の一括管理や遠隔制御を簡単に行える「EcoLogiX(エコロジックス)デマンドレスポンス[1]対応コントロールユニット」を製品化、2014年2月3日から受注を開始します。新製品は、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)、富士ソフト株式会社(以下、富士ソフト)のクラウドサービスと接続することで、状況に応じた最適な電力使用量を制御することができ、今後、接続できるクラウドサービスを順次拡大します。

製品名 ELC2コントロールユニット[2]
シリーズ名 EcoLogiX(エコロジックス)
品番 UELC2000
受注開始 2014年2月3日

各電力会社の電気料金の値上げなどを背景に、中小ビルや店舗などの高圧小口需要家[3]を中心に電力基本料金を抑える手段として電力のピークカットの重要性が高まっています。また、2014年4月から改正省エネ法の施行が予定されるなど電力使用量(デマンド)の抑制が求められています。市場では電力逼迫時の対応としてデマンドレスポンスの実証実験も実施されており、今後節電対策としてデマンドレスポンス対応コントロールユニットの需要の高まりが見込まれています。

本製品は、日本IBMや富士ソフトなどのクラウドサービスを活用し、従来必要な導入費用や導入期間を抑えつつ複数拠点の一括管理・遠隔制御が行え、さらにクラウド上の情報を活用し状況に応じた電力使用量の最適管理が可能です。今後、中小ビルなどにBEMS[4]を導入するBEMSアグリゲータ[5]やエンジニアリング会社とともに店舗、工場、ビルをはじめ自治体などでの普及の拡大を図ります。

【特長】

  1. デマンドレスポンスへの対応や複数拠点の電力使用量の一括管理・遠隔制御を実現
  2. 温度、湿度などの環境パラメータ要素を取り込むことにより、省エネと快適性の両立が可能
  3. チェーン店などのビルに入居している店舗単位での電力監視・制御が可能

【販売先】

BEMSアグリゲータ、BEMS、FEMSを事業展開するエンジニアリング会社、エネルギー管理指定工場

【お問合せ先】

オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 広報グループ
TEL:06-6904-4732
ホームページURL:http://panasonic.co.jp/ais/

【特長の説明】

1. デマンドレスポンスへの対応や複数拠点の電力使用量の一括管理・遠隔制御を実現

夏の昼間など電力需給逼迫時に、電力会社の要請に応じて需要家が電力使用量を抑制するデマンドレスポンスが節電対策のシステムとして注目されており、今後、採用割合は拡大が見込まれています。現状のシステムは電力使用量のみを基準とした制御で、状況に応じた制御が行えず、また複数拠点の管理は困難でした。本製品は、クラウドサービスと簡単に接続できクラウド上にある生産システム、販売システムなど他システムとの連携で最適な制御が可能になります。従来必要な導入費用、導入期間を抑えつつ複数拠点の電力使用量の一括管理・遠隔制御が実現できます。たとえば、生産システムと連携することで工場の生産設備とオフィスエリアの電力使用量を調整、また販売データと連携することで各店舗の混み具合から電力使用量を調整するなど効率良くピークカット、ピークシフトを行うことができます。本社と支店など複数拠点を有する特定事業者、たとえばチェーン店や工場、ビル、病院、自治体などで電力使用量の一括管理・遠隔制御が容易に行え、拠点毎のばらつき改善に役立ち総電力使用量の削減に貢献します。

2. 温度、湿度などの環境パラメータ要素を取り込むことにより、省エネと快適性の両立が可能

本製品はクラウドサービスと簡単に接続できるため、クラウド上の天気予報の情報をもとに電力使用量を予測し設定温度の制御パターンを変更、その日の気象状況に応じた制御を自動で行うことができます。さらにPMV(Predicted Mean Vote:快適性評価)や温度、湿度などの環境パラメータ要素を制御に取り込むことで、省エネと快適性の両立が可能になります。現状では使用電力量を基準にした制御のため、夏の暑い昼間などで電力使用量が目標デマンドを超過しそうになると暑さを感じる環境であっても空調が停止、「我慢の省エネ」になる傾向にありました。本製品では環境パラメータ要素を取り込んだ制御を行うため、送風にするなど空調を停止せず、できる限り快適空間の保持をしながら目標デマンドの超過を防止することができ「快適な省エネ」の実現に貢献します。

3. チェーン店などのビルに入居している店舗単位での電力監視・制御が可能

チェーン店などがその各店舗の電力使用量を把握しチェーン店トータルでの電力監視・制御をする際、複数のテナントが入居するビルなどに店舗がある場合、ビルでは課金メータでビル全体の電力使用量を把握する手法が主流で、課金メータのないビルテナントである店舗単位での電力使用量の正確な把握が困難でした。分電盤の電力使用量を計測するエコパワーメータと本製品を組み合わせて使用することで、複数店舗を展開しているチェーン店などでも従来把握できなかったビルに入居している店舗単位での電力を正しく把握し、チェーン店トータルでの電力監視・制御が実現できます。

【用語の説明】

[1] デマンドレスポンス
電力システムの新しい機能で、電力の逼迫時に電力使用量(デマンド)を抑制する仕組み。電力会社などの要請に応じ、利用者(需要家)が電力使用量(デマンド)を削減すること。
[2] ELC2コントロールユニット
予め設定した電力使用量(デマンド)の警報しきい値を超えそうな場合、警報を出して空調や照明などの機器を制御するユニット。
[3] 高圧小口電力需要家
中小ビル、店舗など電力会社と50kW〜500kWの電力契約をしている事業者。
[4] BEMS(Building Energy Management System)
建物に設置された設備や機器の運転データ/エネルギー使用量データを蓄積・解析し、効率よく制御することでエネルギー消費量の最適化/低減を図るシステム。
[5] BEMSアグリゲータ
中小ビルなどにBEMSを導入するとともに、クラウドなどによって自ら集中管理システムを設置し、中小ビルなどの省エネを管理、支援する事業者。

以上