楠見から皆さんへ 私が気づいた事や皆さんにお伝えしたいことをYammerに書き込んでゆきます。特に全社員の皆さんにお読み頂きたい内容についてはこちらにも転載しますので、ぜひお読みください。Yammerを通じて皆さんと積極的なコミュニケーションを取りたいと思っていますので、可能な方はぜひご参加ください。

2022年4月2日

「良い」は「最善」の敵である

これ、最近とても刺さった言葉です。

グループの幹部で受けているレジリエンス研修で、ある産業医の先生から教えてもらったのですが、聞いた瞬間に「その通り!」と思いました。

今回のこの言葉は、有名な「7つの習慣」に記された"「良い」は「最良」の敵"とは少しコンテキストが異なります。

一旦、「これで良い」と思うとそこで進化が止まる。思考停止になる。

出来ていることはもういいから、次の改善の余地を見つけ、さらに改善する。

常に「これではいかん」と思う。常に最新の状況や最新の技術に照らして改善の余地を探し求める「日に新た」。

以前、元トヨタ自動車 取締役 技監の林南八さんに教えていただいたのですが「かくすればかくなるものとわかりなば、やむにやまれぬ改善魂」という大野耐一さんの有名な言葉があります。自分が昨日やった改善を見て「こんな甘い改善をしていたのか」と腹が立つくらいで一人前。改善するともっと改善したくなる。そうなると改善はもう止まらない。

(トヨタイムズのこの記事にも出てくるのでご参考)

そして、これは、オペレーション戦略部の南尾さんの言葉でいえば「カイゼン道」。ぜひ、いち早く、グループのそこかしこに「やむにやまれぬカイゼン道」の熱気が満ち溢れて欲しいものです。

ちなみに、その産業医の先生から教えていただいた”処方箋”は、「進化には、時に意図的な"喪失"のデザイン(創造的破壊)が必要」ということでした。つまり、それがあるために考えなくなっている/努力をしなくなっている/チャレンジしなくなっている原因となっているものは、時と場合によってはリーダーがうまく破壊すべし、ということです。これにも「なるほど」と思った次第。

※このサイトはパナソニックグループで働く皆さんが、ご自身のワークスタイルやライフスタイルに合わせて、イントラネットにアクセスできない状況でもグループの情報に触れることができる環境を構築することを目的としています。
本ページのURLや、掲載されているコンテンツを許可なく外部と共有したり、SNS等に掲載したりすることのないよう、取扱いは十分ご注意ください。