プレスリリース

2012年5月9日

パナソニック エコシステムズ株式会社

常に臭いが発生し続けるペットショップの実空間において帯電微粒子水「ナノイー」(※1)搭載空気清浄機がペット臭に脱臭効果があることを検証

パナソニック エコシステムズ株式会社は、大同大学 情報学部 におい・かおり研究センター長 光田恵教授と共同で、水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電微粒子水「ナノイー」を搭載した空気清浄機が、ペットショップの実空間で常時発生し続ける過酷な条件下でのペット臭に対して、脱臭効果があることを検証しました。

空前のペットブームと呼ばれる昨今、34.3%(※2)の方が家庭でペットを飼育しており、そのうちおよそ72%(※3)の方は室内で飼育されているという調査結果があります。飼い主と同じ住空間で暮らすことで、ペットの臭いに対する悩みごとが多く顕在化しています。(※4)

今回、パナソニック エコシステムズ株式会社では、実際に営業中のペットショップ2店舗の全面的な協力を得て、大同大学との共同研究により、空間臭、および布に付着する臭いに対し、帯電微粒子水「ナノイー」を搭載する空気清浄機が、過酷な条件下においても脱臭効果があることを検証いたしました。
当社は今後とも、一歩先の室内空気質(IAQ※5)商品で、健康・快適な空間実現とCO2削減に貢献してまいります。

なお、今回の研究成果は2012年12月1日〜2日に大同大学で開催される、第36回 人間-生活環境系シンポジウム(名古屋)にて発表する予定です。

■検証協力先
・ペットショップ :愛知県小牧市および岐阜県羽鳥郡岐南町のペットショップ2店舗
・臭気分析 :学校法人 大同学園 大同大学 情報学部 におい・かおり研究センター

■検証方法
営業中のペットショップのバックヤードであるゲージ室において、空間臭および布に付着する臭いを対象に、帯電微粒子水「ナノイー」搭載空気清浄機を運転させた場合と、運転させなかった場合(自然放置)とで、1週間後の臭気濃度(※6)を比較しました。

■検証結果
帯電微粒子水「ナノイー」搭載空気清浄機を運転することにより、空間のペット臭は運転前に比べ、臭気濃度を14.4%(脱臭効率は85.6%)まで低減でき、布へのペット臭の付着は自然放置に比べ、臭気濃度を25.7%(抑制効率は74.3%)まで低減できることを確認しました。

  1. ※1:水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電した水微粒子 http://panasonic.co.jp/company/r-and-d/technology/nanoe/index.html
  2. ※2:内閣府世論調査 ペット飼育の有無
    http://www8.cao.go.jp/survey/h22/h22-doubutu/zh/z03.html (2012/04/23)
  3. ※3:富士経済 ペット関連市場の調査を実施 https://www.fuji-keizai.co.jp/market/11036.html (2012/04/23)
  4. ※4:アニコム損害保険株式会社 ペットのにおいに関する意識調査結果
    http://www.anicom-sompo.co.jp/company/news/news_0100129.html (2012/04/23)
  5. ※5:Indoor Air Qualityの略称で、健康に影響を及ぼす可能性のある環境因子を含めた建物内の空気の質
  6. ※6:臭気が感じられなくなるまで気体を希釈したときの希釈倍数

■検証内容の詳細
ペットショップのゲージ室において、帯電微粒子水「ナノイー」搭載空気清浄機を動作させることで、空間ペット臭の脱臭および、布へのペット臭付着の抑制を確認

●検証対象:空間のペット臭、布に付着するペット臭
●検証装置:「ナノイー」搭載空気清浄機(F-VXF70)
●検証方法:
・試験空間: 約28m3(約7畳)のペットゲージ室(常時平均、犬12頭、猫1頭が在室)
・動作方法: 試験空間に試験装置を2台設置し、1週間運転
・評価項目: (1) 空間臭 臭気試料(空気)を初日と最終日に採取し、臭気濃度を三点比較式臭袋法(※7)にて計測
(2) 付着臭 試験空間に設置する前の布(タオル)と、最終日まで設置した布を採取し、布から脱着させた臭気の臭気濃度を三点比較式臭袋法にて計測
  1. ※7:臭気濃度の判定を行なうために用いられている官能試験法のひとつで、3個のにおい袋を用意し、2個には無臭の、1個には採取した空気を入れて6名以上のパネル(臭気の有無を判定する人)により臭気の有無を判定する。最後の1人が着臭空気を判定できなくなるまで希釈することにより、臭気濃度を計量する方法である。

●検証結果
<空間のペット臭>

  臭気濃度 脱臭効率
試験前 1週間後
自然放置 1045 1000 4.3%
ナノイー搭載
空気清浄機
2250 325 85.6%

※結果については、複数の調査データの平均値で示している

脱臭効率(%:臭気濃度より算出)
=(装置設置前−装置設置後)/(装置設置前)×100

<布に付着するペット臭>

  1週間後の臭気濃度 自然放置に対する
抑制効率
自然放置 479 0.0%
ナノイー搭載
空気清浄機
123 74.3%

※結果については、複数の調査データの平均値で示している

抑制効率(%:臭気濃度より算出)
=(自然放置−装置設置後)/(自然放置)×100

■大同大学 光田教授のコメント
今回のフィールド実験を通じ、帯電微粒子水「ナノイー」搭載の一般家庭向け空気清浄機が、常に臭気が発生し続ける過酷な条件下でのペット臭において確かな脱臭効果があることがわかりました。
「家の中でペットのニオイが気にならない」という、人とペットのより快適な生活空間を実現させる可能性を有していると思われます。

■大同大学 光田教授の経歴
光田 恵(みつだ めぐみ): 大同大学 情報学部 総合情報学科 かおりデザイン専攻 教授
兼 におい・かおり研究センター長

・略歴
奈良女子大学大学院人間文化研究科生活環境学専攻博士課程終了、博士(学術) 名古屋工業大学ベンチャービジネスラボラトリー講師 大同工業大学工学部建設工学科講師 大同工業大学工学部建築学科助教授 を経て、2010年より現職。

・所属学会
日本建築学会、空気調和・衛生工学会、臭気対策研究協会、日本家政学会、人間-生活環境系学会

■ご参考
○空気をかえるナノサイズの帯電微粒子水「nanoe(ナノイー)」紹介サイト:
http://panasonic.co.jp/company/r-and-d/technology/nanoe/index.html

以上