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パナソニック株式会社は、イタリア・ミラノにて開催されるミラノサローネ期間中「Photosynthesis - 光合成 -」を展示コンセプトとして、「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」機器と統合的なエナジーソリューションのインスタレーション展示を通じて、循環可能な新しいエネルギーの時代を表現します。
現在、世界では地球環境問題の深刻化をはじめ、資源枯渇の懸念などを背景に、「持続可能な社会への転換」が大きな共通課題となっています。この課題に対し、パナソニックグループは、あらゆる事業の機軸に「環境」を置き、イノベーションを起こすという「エレクトロニクスNo.1の環境革新企業」を創業100周年ビジョンとして掲げ、事業活動を行っています。パナソニックグループは、環境に負荷をかけることなく、再生可能エネルギーを創出し、蓄え、効率よく活用する「快適」と「エコ」が両立するライフスタイルの実現を目指します。
■展示コンセプトは「Photosynthesis - 光合成 -」
太陽光パネルによる「創エネ」、蓄電池による「蓄エネ」、照明(LED・有機EL)による「省エネ」、またそれらをコントロールする「エネルギーマネジメントシステム」を、生態循環系の起点である植物の「光合成」になぞらえて空間展示を行います。会場構成を手掛けたのは、生態系への視点を自らの建築・空間設計においても生かす、建築家の平田晃久氏。当社初となる屋外での空間展示を行います。
■主な展示製品
(1) 両面発電型太陽電池モジュール「HITダブル」(欧州は2006年1月発売済)北米・欧州市場 | |
(2) 蓄電池システム プロトタイプ | (参考出品) |
(3) LED電球 クリア電球タイプ | (20形:2011年7月発売済:欧州・アジア、同年10月日本発売済) |
(4) 有機EL照明パネル | (2011年9月発売済)日本・欧州・米国市場 |
(5) 有機EL照明モジュール | (2011年12月発売済)日本・欧州・米国市場 |
(6) “LUGA”ショップLEDユニット | (2012年4月より順次発売予定)欧州市場ほかIEC地域 |
(7) シンクロ調色LEDユニット | (単品発売なし、ユニットを搭載した器具を2011年11月発売済)日本市場 |
(8) 配線器具プロトタイプモデル | (2014年発売予定)日本市場ほかアジア地域 |
・デザインフィロソフィー “Future Craft”(フューチャークラフト)
パナソニックは、2012年より全ての製品に一貫したデザインフィロソフィーとして、“Future Craft”(フューチャークラフト)を掲げ、グローバルにデザイン開発を進めています。
今回の展示では、パナソニックのデザインフィロソフィー“Future Craft”の考え方と、その具体事例として、「LED電球 クリア電球タイプ」と「配線器具プロトタイプモデル」のデザインをご紹介します。
デザインサイト:http://panasonic.co.jp/design/
【お問い合わせ先】
- お客様ご相談センター
- フリーダイヤル 0120-878-365(受付9時〜20時)
- ミラノサローネ2012 スペシャルサイト:http://panasonic.net/milanosalone
《ご参考》
■出展概要
展示コンセプト | Photosynthesis - 光合成 - | |||||||||
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会期 |
※ミラノサローネの会期は4月17日〜22日、当社は「INTERNI LEGACY」会場の会期である4月16日〜28日にて展示
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プレスプレビュー | 2012年4月16日(月) 14:30〜 | |||||||||
レセプション | 2012年4月17日(火) 20:00〜 | |||||||||
会場 | INTERNI LEGACY Universita degli Studi di Milano: Cortile Farmacia ミラノ大学内(コルティーレ・ファルマチア) (via Festa del Perdono, 7 - Milano) 会場スペース:約1,000m2 |
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会場構成 | 平田晃久氏(平田晃久建築設計事務所) |
■会場レイアウト
■主な展示製品
両面発電型太陽電池モジュール「HITダブル」 表裏対称構造のHIT太陽電池セルをガラスで挟んだモジュール構造により、裏面でも発電可能。 |
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蓄電池システム プロトタイプ 停電時のバックアップだけでなく、電力使用量のピークを抑制するピークシフトや不安定な自然エネルギーを安定的に使うのに効果的。商店、オフィスなどでの使用を想定した18kWhタイプ。 |
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LED電球 クリア電球タイプ 「クリアガラス」を採用し、光を通す基板の上にLEDチップを組み込んだモジュールを中空に配置するパナソニック独自技術で、クリア電球に近いきらめきと温かみをLED電球で実現しました。消費電力4.4Wで電球20W形相当の明るさです。 2011年グッドデザイン賞金賞、2012年iFデザイン賞金賞、2012年ユニバーサルデザイン賞、2012年レッドドット賞 |
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有機EL照明パネル 有機EL照明でかつてない光のアプリケーションを創造する次世代の光源。照明に必要な輝度、演色性、面均一度を実現することで、これまでにない独創的なスタイルを生み出します。 |
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有機EL照明モジュール 高演色性(Ra90以上)と高輝度(3000cd/m2)を実現。パネル取り付けが容易な当社独自の「スライドイン構造」を達成しながら、厚さ約9mm、最大枠幅約11mm。 |
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“LUGA”ショップLEDユニット セラミック基板とラインディスペンス技術の融合により、ブレのない美しい影と美しい光を実現。 |
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シンクロ調色 LEDユニット 明るさと光色が連動して変化する『シンクロ調色カーブ』を再現する専用LEDユニット。 |
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配線器具プロトタイプモデル 照明の明るさを直感的な操作で切り替えできるタッチ&プッシュスイッチ。センシングや調光などの機能をもったワイヤレス子器と連動して、自由な場所での遠隔操作も可能です。 |
■平田晃久氏による会場デザインコンセプト(コメント)
「Photosynthesis」というテーマから、一本の樹木における「葉」と「実」と「花」の関係が想起されました。
そこには循環し、互いに関係し合う生態系の秩序の縮図があり、またそうした秩序は太陽から降り注ぐ光があるからこそ可能であることも示唆しています。そしてそれは、人工物がこうした秩序と重なり合う未来の風景、建築や都市が本当の意味で生態系の一部になるような新しい世界のイメージを切り開くものだと思います。このような関係性が一気に体感されるような展示空間を、歴史的な趣を持った中庭とそれを取り囲む回廊のひろがり全体を使って実現したいと考えました。
■デザイナープロフィール 平田晃久(Akihisa Hirata) 建築家 |
1971年大阪生まれ。1997年、京都大学大学院工学研究科修了。伊東豊雄建築設計事務所を経て、2005年に平田晃久建築設計事務所を設立。2004年、若手建築家の登竜門であるSDレビュー朝倉賞を<House H>で受賞。2008年、<masuya(桝屋本店)>でJIA(日本建築家協会)新人賞。2009年、
<animated knot>で、ELLE DECO「Young Japanese Design Talent 2009」 を受賞。その他、2011年、「Kaohsiung Maritime Cultural & Popular Music Center International Competition」二等など受賞多数。
2012年の「第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」日本館の参加予定作家。建築を、生命の営みに寄り添い、周辺環境に連鎖し、秩序を織りなす<からまりしろ>と捉え、人間の身体感覚に生き生きと働きかける建築を提唱。現代日本の建築を牽引する若手の一人として、国内外で活躍。
著書に、「現代の建築家コンセプト・シリーズ8:平田晃久 −建築とは<からまりしろ>をつくることである」
(INAX出版、2011年)などがある。
■会場地図
■ミラノサローネについて
2012年で51回目を迎えるミラノサローネ(正式名称:Salone Internazionale del Mobile di Milano)は、イタリア・ミラノで毎年4月に開かれる世界最大級の国際家具見本市です。ミラノサローネの展示会場は本会場の「FIERA(フィエラ)」とミラノ市内各所で開かれる通称「FUORI SALONE(フォーリ サローネ)」で構成されています。
世界最先端のデザイントレンドの発信地として、デザイン業界に多大な影響力を持つミラノサローネ。
グローバルでのその影響力と関心の高さから、近年ではデザインエキシビジョンの枠を超えたブランド発信の場としても注目を集めています。
以上