パナソニック株式会社(以下、パナソニック)とブリティッシュガス(英国)は、パナソニックグループの太陽光パネルHIT®1の供給における契約合意を発表しました。
パナソニックグループの太陽光パネルHIT®は、省スペース化・軽量化を実現し、単位面積あたりの発電量が高く、狭小屋根においても十分な発電が可能なため、ブリティッシュガスの「ルーフリーススキーム」2に適しています。このスキームにより、ブリティッシュガスは民間や公営住宅の顧客に対して、初期投資なしで太陽光パネルを設置します。そして、ブリティッシュガスが獲得したフィードインタリフ(エネルギーの固定価格買取制度)により、住居オーナーは太陽光パネルから得られた電力を無料で使用することができます。
太陽光パネルを設置している家庭は、電気代の節約とフィードインタリフを合わせて年間約600ポンドの節約が可能で、さらに大きなシステムになると、最高1,000ポンドの節約が期待できます。
ブリティッシュガス ニューエネルギー部門長のジョン・キンバー氏は「太陽光発電は、英国の家庭におけるエネルギー発電と消費に変革をもたらします。太陽光パネルHIT®は小さな住宅にも適しており、より多くの家庭がこの技術の恩恵を受けることが可能になります。そして、今後、より多くの人が電気代を節約するとともにCO2排出量を減らし、年間収入を増やすことができるでしょう」と述べています。
また、パナソニックイギリス社長のキース・エバンス氏は、次のように語っています。「パナソニックとブリティッシュガスは、主にタフブックPCなどの供給でこれまで16年間にわたり親密なパートナーシップを築いてきました。この太陽光モジュールにおける新規合意は、両社が将来的な環境戦略やエコの取り組みを進める上で、重要な第一歩となります。パナソニックは、今後もエコエネルギーシステム商品を開発し、創業100周年にあたる2018年までに、エレクトロニクスNo.1の『環境革新企業』を目指します」
- 1 HIT®は三洋電機株式会社の登録商標であり、オリジナル技術です。
- 2 「ルーフリーススキーム」は、ブリティッシュガスのビジネススキームです。