プレスリリース

2010年1月7日

PDPならではの超大画面・超高画質でフルHD・3Dワールドを創造

世界最大(*1) 152v型フルHD・3D対応PDPを開発

超高精細「4Kx2K(フルHDの4倍)パネル」が圧倒的な没入感・臨場感を提供


パナソニック株式会社は、世界最大(*1)の超大画面(152v型)・高精細(4Kx2K)の152v型フルHD・3D対応プラズマディスプレイ(以下PDP)を開発しました。

本開発品は、新開発の超・高効率「発光効率4倍(*2)」技術により生み出した画期的な「新PDPパネル」を採用することで自発光ディスプレイならではのPDPの優位性を一層高め、圧倒的な没入感・臨場感を提供。これにより、ハリウッド映画などの3Dコンテンツを忠実に再現する本物のフルHD・3Dワールドを創造します。

自発光型のPDPは、フル動画解像度(*3)を有するなど動画応答速度が速く、3Dの高速表示に適したディスプレイデバイスですが、今回、新開発の超・高効率「発光効率4倍(*2)」技術を活用した「3D超高速駆動技術」を搭載する事で、従来のフルハイビジョンパネル(*4)の約4分の1の高速発光を実現。超大画面(152v型)で884万画素(4Kx2K)の高精細パネルにおいても、フルHD高画質の3D表示を可能にしました。
また、3Dテレビに要求される「二重像(クロストーク)の低減」に対しても、原理的に難易度の高い、線順次方式(*5)の表示デバイスに比べ、面順次方式(*6)のPDPは圧倒的な強みを発揮します。
この度、PDPが有する特長を最大限に活用し、左右の画像表示を切り替える際に生じる残像を極限まで低減させる事に成功した「二重像低減技術」を独自開発し、PDPのポテンシャルを引き出しました。
これにより、3D映像表示においても、クッキリと、且つ滑らかなで高精細な映像を忠実に再現します。

当社は2008年に業界初となる「103v型フルHD・3D PDP」を開発し(*7)、2009年にはご家庭のホームシアターとしてより手軽にお楽しみ頂けるサイズの「50v型フルHD・3D PDP」を開発(*8)。そしてこのたび、劇場さながらの臨場感が堪能でき本物の3Dワールドを創造する「152v型フルHD・3D PDP」を開発しました。
本年2010年はご家庭における「3Dテレビ元年」と位置付けられ、新たな価値を提供する3Dが薄型テレビ市場の拡大を一層促進するものと大きな期待が寄せられています。
テレビはこれまで、様々な技術革新を重ねることで、「見るテレビ」から「使うテレビ」へと成長してきました。今また、3D技術の進展によって、「見る」「使う」から「浸るテレビ」へと大きな進化を遂げ、文字通り次元の壁を越えようとしています。
当社は、2010年の3Dテレビ市場導入期においては、最高画質の提供に拘るべきとの考えから、まずは3D技術と親和性の高いPDPを採用する事で本物の「フルHD・3D画質」をお届けし、新しいエキサイティングなテレビ体験を創造していきます。

一方、PDPによる3Dディスプレイはご家庭のホームシアター向けのみならず、より実物に近い自然な映像表示が求められるプロ仕様を満たす表示ディスプレイとして、ビジネス用途や医療・文教・商業用など、様々な分野からも大きな期待が寄せられています。

当社は、映画映像などの撮影現場に提供する3Dカメラレコーダー、ブルーレイディスク(BD)へのオーサリング収録、そしてエンドユーザーにお届けする3Dテレビ/3DディスプレイやBDプレーヤーに至るまで、ENDtoENDの総合力を発揮することで「3Dテレビ元年」を飛躍させていきます。

更に、ハリウッドの映画制作側や放送事業者などとの連携強化を図る事で、3Dコンテンツの拡充をはじめとするインフラ構築に注力し、3Dの普及を加速させ、薄型テレビ市場を牽引します。
そして、3D関連ビジネスの拡大に、ひいては「3D エコシステム」とも言える、AV機器のデジタル化がもたらした業界の変革以上の、ビジネス間の連鎖により創出される新たな産業の発展に貢献してまいります。


【新開発152v型フルHD・3D対応PDPの主な特長】

1.新開発「3D超高速駆動技術」により、超大画面(152v型)・超高精細(4Kx2K)パネルの3D表示を実現

新開発の超・高効率「発光効率4倍(*2)」技術を活用し、従来のフルハイビジョンパネル(*4)と同等の明るさを、従来の約4分の1(*4)の発光時間で実現する、「3D超高速駆動技術」を新たに開発すると共に、新開発の均一安定放電技術を採用。50v型9枚分に相当する超大画面で、フルハイビジョンパネル(1,920×1,080; 207万画素)の約4倍(4,096x2,160; 884万画素)の画素を有する超高精細パネルにおいて、輝度を維持しながら、従来の2倍の情報量となる左右のフルHD映像の表示を可能にしました。
無限大とも言える500万:1(*9)の圧倒的コントラストや、高い色再現性や階調性を実現する、進化したPDPの高画質3D映像が、人物が等身大で映る迫力の超大画面で実現し、圧倒的な没入感、臨場感を提供します。

2.「二重像低減技術」により、クリアで高精細な3D映像を実現

3D映像表示では、左右の画像を交互に表示することから、左右の画像間に生じる画像の重なり(二重像)の低減が、高画質化の重要な要素となります。原理的に難易度の高い線順次方式(*5)の表示デバイスに比べ、PDPは面順次方式(*6)で表示するため、元来、二重像が極めて少ない優位性がありますが、残光時間を従来の3分の1(*4)に短縮する新短残光蛍光体や新発光制御を採用した「二重像低減技術」により、残像を極限まで低減させる事に成功しました。
これにより、フル動画解像度(*3)を有するPDPの動画再現力を一層高め、クリアで高精細な3D映像表示でソースに忠実に再現します。

3.「フルHDx2フレームシーケンシャル方式」を採用

右眼/左眼用のフルHD(1920x1080画素)映像をフレーム(*10)ごとに時分割で表示させる「フルHDx2フレームシーケンシャル方式」を採用。この方式は、ハリウッドの3D映画を劇場上映する際に使用されており、劇場の高品位な3D映像をご家庭で忠実に再現します。

【用語説明】

*1: 2010年1月7日現在、当社調べ。
*2: 当社07年度フルハイビジョンパネルと同一電力時のパネル輝度比。
*3: 動画解像度とは動画像において、人の目で識別できる表示の細かさを定量的に本数で表すもの(次世代PDP開発センター(APDC)測定方式)。フル動画解像度は1080本。
*4: 当社09年度フルハイビジョンパネル比
*5: 画像を構成するフレーム(*10)を1行(ライン)ごとに、順に発光させて表示する方式
*6: 画像を構成するフレーム(*10)ごとに、面で(全ラインを)一度に発光させて表示する方式
*7: 2008年9月24日発表。
*8: 2009年9月28日発表。
*9: 同一画面内で同時に表現できる暗所コントラスト。
*10: 映像信号において画像を構成する単位。国内のハイビジョンデジタル放送では1秒間に30フレーム伝送されます。

以上