Panasonic Newsroom トッププレスリリース世界初、一体型二眼式フルHD 3Dカメラレコーダーを発売

プレスリリース

2010年1月7日

ファイルベース収録で高効率なフルHD 3D制作を実現

世界初※1、一体型二眼式フルHD 3Dカメラレコーダーを発売

世界最大の家電見本市「2010 International CES」に出展


一体型二眼式3Dカメラレコーダー 品名 一体型二眼式3Dカメラレコーダー(受注生産品)
本体希望小売価格(税込) 2,205,000円(税抜:2,100,000円)
発売時期 2010年秋

パナソニック株式会社は、世界初※1の低価格な業務用一体型二眼式3Dカメラレコーダーを2010年秋より発売します。本年4月より本格的な受注活動を開始します。

なお、本製品の技術サンプルを本日1月7日から10日まで米国ラスベガスで開催される「2010 International CES」パナソニックブース(Central 9405)に出展します。

本製品の特徴は、以下の通りです。

1:「世界初※1、一体型二眼式3Dカメラレコーダー」
本製品は、業務用としては世界初※1の一体型二眼式フルHD 3Dカメラレコーダーです。従来の3Dカメラシステムは、2台のカメラをリグに平行もしくはハーフミラーをはさんで垂直に交差するようにとりつけた大掛かりなシステムで、撮影には入念な調整作業が必要でした。また、レコーダーは別途用意する必要がありました。それに対して本製品は、レンズ・カメラヘッド・メモリーカード記録部が一つの筐体に一体化しており、従来の3Dカメラシステムと比べ大幅に低価格でかつ小型で高い機動力を発揮しメンテナンス性にも優れています。

2:「コンバージェンスポイント※2調整機能と左右映像ずれ自動補正機能を搭載」
光学部は二眼レンズ方式を採用することでコンバージェンスポイント※2を調整可能のほか、左右の映像ずれを自動補正する機能を装備します。従来の3DカメラシステムではPCや外部ビデオプロセッサーなどで補正する必要がありましたが、本製品ではカメラ本体のみで自動補正でき、速やかに撮影することが可能です。

3:「3D映像でも高効率な制作ワークフローを実現する、メモリーカードへのファイルベース収録」
また、左右のフルHD映像をメモリーカードにファイルベースで記録することができ、他のメディアに比べ収録時に高い信頼性を発揮するとともに、メカレスによりメンテナンスコストの大幅な削減も可能です。ノンリニア編集システムとの親和性も高く、高効率な制作ワークフローを実現します。

当社は本製品の他、撮影現場での映像確認用に3D対応業務用LCDビデオモニターと、イベント制作に使用できる3D対応業務用デジタルAVミキサーを合わせて商品化することにより、高品位な3D映像を効率的に制作できる環境を整えるとともに、3D映像制作の活発化を促進し、既に提案中のブルーレイディスクとプラズマテレビを核とした家庭用3Dシアターシステムで、より多くの3D映像をお楽しみいただけるよう、積極的に取り組んでまいります。

※1: フルHDをメモリー収録できる一体型2眼式3Dカメラレコーダーとして。2010年1月現在(当社調べ)
※2: 左右のレンズ光軸の収束点。

【お客様向けのお問合せ先】

パナソニック(株) AVCネットワークス社
システム事業グループ
TEL:06-6901-1161(代表)
ホームページ: http://panasonic.biz/sav/
3D特設サイト: http://pro-av.panasonic.net/jp/3d/


●開発の背景

昨今、ハリウッドを中心に次々と新作3D映画が発表されています。3D映像は、一過性の「ブーム」ではなく、映画界の新しい「本流」のひとつになろうとしています。 ハリウッドにおいて3D映画の制作が増加する中、これまで、当社は、2008年9月に世界で初めて、ブルーレイディスクとプラズマテレビを核にした家庭用の3Dシアターシステムを提案し(CEATEC2008にて発表・展示)、2009年2月には、ハリウッドの3D映画をブルーレイディスクにオーサリング収録するオーサリングセンター「パナソニック ハリウッド研究所アドバンスドオーサリングセンター」を設立(CES2009にて発表)しました。 現在、3D映画の制作には多くの労力と時間を要していますが、今回、制作環境の整備と効率化を目指した3D映像制作システム開発を加速することにより、高品質な3D映像コンテンツの制作促進に貢献してまいります。

●主な仕様

○消費電力: 19W以下(単体使用時)
○質量: 本体 3kg以下
○記録メディア: SDHC/SDメモリーカード

※製品の定格およびデザインは改善等のために予告なしに変更する場合があります。

●補足資料

【従来の3Dカメラシステムとの違い】
従来の3Dカメラシステムは、既存の放送業務用カメラもしくはフィルムカメラを2台組み合わせて構築されます。2台のカメラは両眼視差を再現するために、左右のレンズの光軸を人間の目の間隔である約6.5cm分だけ離して設置するのが一般的な方法です。
この場合、小型のカメラでは平行に設置できますが、放送用カメラやフィルムカメラを使用する場合には、カメラ本体とレンズが大型のため平行に設置することができず、ハーフミラーやリグと呼ばれる金属フレームなどを使用して互いに垂直になるようカメラを取り付けたり、プリズムなどを用いる必要があります。
このため、システム全体がどうしても大型になり、撮影前には左右のカメラのずれが無いように入念に調整する必要がありました。さらにカメラを移動・移設すると衝撃・振動でどうしてもずれが発生し、そのたびに調整が必要になります。
今回開発した一体型二眼式3Dカメラレコーダーは、2本のレンズ・カメラヘッド・メモリーカード記録部が一つの筐体にコンパクトに収められています。大型の3Dカメラシステムにくらべより機動的に、より自由なアングルでの撮影が可能になるとともに、設置・調整のための時間を大幅に短縮しその分をクリエイティブな時間にまわすことができます。
【コンバージェンスポイント調整】
コンバージェンスポイントとは、左右のレンズ光軸の収束点を指します。3D映像をさまざまに演出するために必要とされる機能です。また、人間の両眼も見ている対象物に合わせてコンバージェンスポイントが変化するように、自然な3D映像を撮影するには被写体にあわせてコンバージェンスポイントを調整できるほうが好ましいとされています。

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