車両ナンバー認識システム「ナンバーキャッチ」を発売

パナソニック株式会社 システムソリュ−ションズ社（代表者　遠山敬史）は、走行する車両のナンバーをi-pro(アイプロ)シリーズのメガピクセルカメラで撮影し、その文字情報を読み取ってデータ照合する、ナンバー認識システム「ナンバーキャッチ」を、2009年8月1日に発売します。

現在、日本では様々なシーンで車両が活躍しています。その中で、「不許可車両の通行を抑止したい」、「通行車両の統計管理を行いたい」、「車両の入出管理を効率的に行いたい」など、セキュリティ対策と車両管理を同時におこなうための、効果的かつ効率的な手段が求められています。

そのニーズに応えるため、車両ナンバーをメガピクセルカメラで撮影し、その文字情報を検出・認識・照合するナンバー認識システム「ナンバーキャッチ」を発売します。当社では約25年前から道路や出入り口における車両の認識システム・ソフトを開発・発売してきました。その豊富な経験と実績を礎に、同ソフトを高精細なネットワークカメラi-pro(アイプロ)シリーズとのパッケージ化で、汎用的にお使いいただけるシステムとして商品化しました。撮影した映像を独自アルゴリズムで処理することで静止画像のワンチャンス認証では不可能な、精度の高い認証（最大6ipsの画像認証処理）を実現。また映像監視機能との連動で、「文字情報」と「映像情報」の両方で車両を一元管理できるなど、高度な車両管理を可能にしています。さらに映像が高画質なので、必要に応じて車両や運転手の特徴も鮮明に映像として残すことも可能です。

【主な特長】

1. 高精細カメラで、走行車両（時速80 Km程度まで）のナンバーを撮影・検出
2. あらかじめ登録されたナンバーと照合・認識
3. 照合結果をもとに見たい車両の通行シーンを再生

【お問合せ先】

パナソニック株式会社 システムソリューションズ社
システムお客様ご相談センター　電話0120-878-410
（受付：9時〜18時＜土・日・祝日除く＞）

[IP統合ネットワークプラットフォームホームページURL]
　http://panasonic.biz/it/sinapse-net/

【特長の解説】

1. 高精細カメラで、走行車両（時速80 Km程度まで）のナンバーを撮影・解析

ナンバー認証における 画角の比較イメージ
従来カメラ	メガピクセルカメラ

高精細カメラで走行車両のナンバーを撮影・解析。高画質なため、広い画角であっても細部まで鮮明な映像を残せます。そのため、ナンバープレートだけでなく車両や運転手の特徴も記録可能。設置環境や通行車両の動線に対して、より柔軟な対応もできます。また、静止画像によるワンチャンス認証とは異なり、複数の連続した画像に対する独自アルゴリズムでの高速認証をおこない、高い認識精度を実現しています。これにより停止車両だけでなく走行車両のナンバー認識も実現しています。
さらに、静止画像を用いたシステムで必要な車両検知センサーや停止ゲートなどの整備が不要であるなど、導入のコストを抑えることもできます。

■ネットワークカメラ2台でのシステム構成イメージ

2. あらかじめ登録しておいた車両ナンバーと照合・認識

あらかじめ登録しておいた車両ナンバーと通行車両のナンバーを照合・認識することができます。例えば工場などの入出門において、入門確認などの効率化や入門時の申請手続きによる渋滞を緩和できます。また、カーディーラーや百貨店、ホテルなどでお客様の到着をいち早くキャッチしてお出迎えしたり、顧客管理システムと連動させることで、来店者の好みなどを駐車場に入った時点で確認したりといった、顧客サービスの向上で活用することもできます。

＜照合結果表示画面＞
	画面ははめ込みのイメージです。ナンバーなどは全て実際のものではありません。

3. 照合結果をもとに確認が必要な車両の通行シーンを再生

照合履歴から車両の通行シーンを検索、再生できます。検出日時、カメラ設置場所、ナンバーなどの条件を入力して検索し、その検索結果リストから見たい項目を選択することで、詳細情報とその車両の通行シーンを再生します。

＜照合履歴検索画面＞
	画面ははめ込みのイメージです。ナンバーなどは全て実際のものではありません。

■主な機能