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※利用ライセンス数により、別途費用が発生します。スタートアップサポートを含みます。 |
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(社長:福地 孝志、本社:東京都港区)は、ソフトウェア開発者向けに、OCRソフトウェア開発キット(SDK)の新バージョン「活字認識ライブラリー基本セット Ver.13」および「帳票認識ライブラリー基本セット Ver.6」を6月29日より発売します。
本製品を既存のソフトウェアやシステムに組み込むことにより、OCR機能を付加でき、ICT分野において幅広い業務改善の仕組みの構築が可能となります。またカメラ等の光学機器を有するロボットの制御ソフトウェアへの組み込みなどFA分野での応用実績もあります。サンプルソフトウェアも充実しており、多くのソフトウェア開発者が容易にOCR技術を活用できるようになります。
本製品は、5月13日〜15日、東京ビッグサイトで開催される「ソフトウェア開発環境展」に出展します。なお、体験版のダウンロードがホーページより可能です。
主な特長
- 言語モード(日本語/英語)設定による英数字の認識性能の向上
- 最新の開発環境、実行環境への対応
- 本人認証のニーズ拡大に応え、運転免許証の認識性能の強化
【お問い合わせ先】
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社 管理本部 経営企画グループ
コミュニケーションチーム 広報担当 市川 TEL. 03-5476-3020
[ホームページURL] http://panasonic.biz/it/sol/ocr/sdk/
●開発の背景
パナソニック ソリューションテクノロジーでは、長年にわたり、OCR技術の開発を行ってきました。今回のバージョンアップでは性能の向上と最新の開発環境・実行環境への対応を行いました。
また、近年、法令の改定により、サービスの契約時など際に運転免許証等の身分証の確認が義務付けられるようになるなど、本人認証のニーズが高まってきました。こうした市場要望に応えて運転免許証の認識性能の向上を行いました。
●主な特長の説明
1. 言語モード(日本語/英語)設定による英数字の認識性能の向上
(1)英数字専用の認識機能の追加(「活字認識ライブラリー基本セット」)
英数字の認識精度向上のため、英語認識モードの選択を可能としました。製造部門の検査工程における「部品/製造番号」の確認、「保険証番号」の認識、「カタログの品番」のデータ化など、幅広い用途への適用が可能です。
(2)日本語文字認識精度向上(「活字認識ライブラリー基本セット」、「帳票認識ライブラリー基本セット」)
言語処理のロジック改善により、日本語活字文字の認識精度が向上しました。
2. 最新の開発環境、実行環境への対応
(1)最新の開発環境への対応(「活字認識ライブラリー基本セット」、「帳票認識ライブラリー基本セット」)
Microsoft Visual Studio 2008での開発が可能です。
(2)最新の実行環境への対応(「活字認識ライブラリー基本セット」)
Microsoft Windows Server 2008での実行が可能です。
3. 本人認証のニーズ拡大に応え、運転免許証の認識性能の強化
運転免許証のOCR処理に適した二値化処理を標準装備。有効期限や免許証番号など背景色がある部分の認識精度が向上しました。(「帳票認識ライブラリー基本セット」)
4. その他の機能・性能の強化
(1)表認識機能強化(「活字認識ライブラリー基本セット」)
レイアウト認識における表の判別機能を強化しました。
(2)幅広いコード体系に対応(「帳票認識ライブラリー基本セット」)
NW-7、CODE39、CODE128(CODE128、GS1-128)、JANコード(JAN-8、JAN-13)、ITFコード※(ITF-6、ITF-14、ITF-16)の幅広いコード体系を利用することが可能となりました。
※ITFコードは、ITF-6、ITF-14、ITF-16のベアラーバーありの場合のみ対応します。
(3) 罫線の無い帳票認識が可能(「帳票認識ライブラリー基本セット」)
タイミングマーク方式に対応しました。3点のタイミングマークを利用することにより、罫線情報の無い帳票の認識も可能となりました。
●活字認識ライブラリー基本セット Ver.13の主な仕様
入力画像 | 解像度 | 50〜2,400dpi(400dpiを推奨) |
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原稿サイズ | 最大A4版(600dpiの場合)、最大A3版(400dpiの場合) | |
対応形式 | TIFF形式(非圧縮/G3/G4)(*.tif/*.tiff),BMP形式(*.bmp), JPEG形式(*.jpg/*.jpeg),PCX形式(*.pcx),DCX形式(*.dcx) |
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日本語文字認識 | 対象書体 | マルチフォント 明朝体、ゴシック体、教科書体、ワープロ体、新聞文字など ※斜体も可能 |
対象文字種 | 約4,000字 英字,数字,ひらがな,カタカナ,JIS記号(一部) 168字,ギリシャ文字(一部) 32字,JIS第1水準漢字, JIS第2水準漢字(一部) 551字 |
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対象文字サイズ | 6〜60ポイント(400dpiの場合) | |
単語辞書 | 約180,000語(ユーザー登録も可能) | |
レイアウト認識 | 対象文書 | 印刷文書 |
抽出する領域 | 文字領域(縦書き/横書きを自動判定)、表領域、図形、画像 | |
表認識 | 対象とする表 | 縦罫線と横罫線からなる表 |
対象線種 | 実線類、点線類、破線類、鎖線類 | |
行列の最大値 | 98行×98列(セル数=9,604個) | |
画像出力形式 | 対応形式 | TIFF形式(非圧縮/G3/G4),BMP形式,JPEG形式,PCX形式,DCX形式 |
画像編集 | 自動回転、自動傾き補正、ノイズ除去(3段階) |
●活字認識ライブラリー基本セット Ver.13の実行環境
コンピューター本体 | 下記OSが正常動作するCPU |
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基本ソフトウェア | Microsoft Windows 2000 Professional SP4 Microsoft Windows XP Home Edition SP2/SP3 Microsoft Windows XP Professional SP2/SP3 Microsoft Windows Vista SPなし/SP1 (対応エディション:Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate) Microsoft Windows 2000 Server SP4 Microsoft Windows 2000 Advanced Server SP4 Microsoft Windows 2000 Datacenter Server SP4 Microsoft Windows Server 2003 SP2 (対応エディション:Standard、Enterprise、Datacenter) Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2 (対応エディション:Standard、Enterprise、Datacenter) Microsoft Windows Server 2008 SP1 (対応エディション:Standard、Enterprise、Datacenter) ※Windows Vistaの各エディションは32bit版に限り対応
※Windowsの各エディションは日本語版に限り対応 |
ハードディスク | 128MB以上の空き容量 |
最小稼動メモリー | 上記OSが必要とする最低メモリーに加えて256MB以上(512MB以上を推奨) |
コピープロテクト | 本ソフトウェアはコピープロテクトされています。 USBキーを実行環境のUSBポートに接続する必要があります。 |
●活字認識ライブラリー基本セット Ver.13の開発環境
開発環境 | Microsoft Visual C++ 6.0 SP6 Microsoft Visual Studio .NET 2003 SP1 Microsoft Visual Studio 2005 SP1 Microsoft Visual Studio 2008 SP1 |
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開発言語 | ネイティブ | Visual C++ |
.NET | Visual C#、Visual Basic |
●帳票認識ライブラリー基本セット Ver.6の主な仕様
入力画像 | 解像度 | 50〜2,400dpi(400dpiを推奨) | |
---|---|---|---|
原稿サイズ | 最大A4版(600dpiの場合),最大A3版(400dpiの場合) | ||
対応形式 | TIFF形式(非圧縮/G3/G4)(*.tif/*.tiff),BMP形式(*.bmp), JPEG形式(*.jpg/*.jpeg),PCX形式(*.pcx),DCX形式(*.dcx) |
||
認識対象 | 手書き | 対象文字 | 英字,数字,ひらがなの一部,カタカナの一部,記号の一部,第1水準漢字,第2水準漢字の一部(518字) |
活字 | 対象文字 | 約4,000字 | |
英字,数字,ひらがな,カタカナ,JIS記号(一部) 168字,ギリシャ文字(一部) 32字,JIS第1水準漢字, JIS第2水準漢字(一部) 551字 | |||
対象文字イズ | 6〜60ポイント(400dpiの場合) | ||
単語辞書 | 約180,000語(ユーザー登録も可能) | ||
バーコード | NW-7 / CODE39 / CODE128(CODE128、GS1-128) / JAN-8 / JAN-13 / ITF-6 / ITF-14 / ITF-16 *1 | ||
画像出力形式 | 対応形式 | TIFF形式(非圧縮/G3/G4),BMP形式,JPEG形式,PCX形式,DCX形式 | |
画像編集 | 自動回転、自動傾き補正、ノイズ除去 | ||
画像補正 | カラーフィルター |
*1:ITFはベアラ−バーありに限り対応
●帳票認識ライブラリー基本セット Ver.6の実行環境
コンピューター本体 | PentiumIII以上のCPUを搭載したパーソナルコンピューター |
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基本ソフトウェア | Microsoft Windows 2000 Professional SP4 Microsoft Windows XP Home Edition SP2/SP3 Microsoft Windows XP Professional SP2/SP3 Microsoft Windows Vista Home Basic SPなし/SP1 Microsoft Windows Vista Home Premium SPなし/SP1 Microsoft Windows Vista Business SPなし/SP1 Microsoft Windows Vista Enterprise SPなし/SP1 Microsoft Windows Vista Ultimate SPなし/SP1 *Windows Vistaの各エディションは32bit版に限り対応 *Windowsの各エディションは日本語版に限り対応 |
ハードディスク | 128MB以上の空き容量 (32MB以上の仮想メモリー領域が別途必要) |
最小稼動メモリー | 128MB(256MB以上を推奨) |
コピープロテクト | 本ソフトウェアはコピープロテクトされています。 USBキーを実行環境のUSBポートに接続する必要があります。 |
●帳票認識ライブラリー基本セット Ver.6の開発環境
開発環境 | OCX版 *2 | Microsoft Visual C++ 6.0、Microsoft Visual Basic 6.0 | |
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DLL版 | Microsoft Visual C++ 6.0、Microsoft Visual Studio .NET 2003、 Microsoft Visual Studio 2005、Microsoft Visual Studio 2008 |
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開発言語 | ネイティブ | OCX版 | Visual C++ 6.0、Visual Basic 6.0 |
DLL版 | Visual C++ | ||
.NET | Visual C#、Visual Basic |
*2:OCX版はWindows Vistaに対応していません
※ | Microsoft、Windows、Windows Vista、Windows Serverは、米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他の国における商標または登録商標です。 |
※ | Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。 |
※ | インテル、Pentiumは、インテルコーポレーションの米国およびその他の国における商標または登録商標です。 |
※ | その他記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。 |
以上