品名 | マルチフォーマットライブスイッチャー |
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品番 | AV-HS400 |
価格(税込) | 1,417,500円(税別1,350,000円) |
発売時期 | 2007年12月 |
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリュ−ションズ社(代表者 遠山敬史)は、小型ながら多機能なマルチフォーマットライブスイッチャーAV-HS400を2007年12月に発売します。
マルチフォーマットライブスイッチャーAV-HS400は、1台のモニターに分割画面表示で各入力系統の映像を表示できるマルチビューディスプレイ機能や、シンプルで直感的な操作性など、効率的で使いやすい小型のライブスイッチャーです。またHD/SDマルチフォーマット対応はもちろん、SDI(シリアル・デジタル・インタフェース)標準装備で最大8入力・8出力に対応可能です(標準では4入力・4出力、別売オプションボードにより増設)。各入力にはフレームシンクロナイザーを搭載。オプション入力ボードはアップコンバーター(解像度変換回路)付なので、HD/SD混在でのライブ運用も円滑です。さらに機能も12種類のワイプパターンをはじめ、DVE(デジタル・ビデオ・エフェクト)、キー、クロマキー、P in P(ピクチャー イン ピクチャー)など多彩な映像効果を実現します。
同機器の発売により、スタジオ・サブシステムなど大型システム向けのAV-HS5300A、小型スタジオ・サブや中継車など中型システム向けのAV-HS5200、多様な放送関連業界を対象とした小型システム向けのAV-HS300に加えて、多機能な小型スイッチャーがラインナップされます。
当社は、これからもお客様のニーズにあわせた製品・システムのご提案で、世界的に進むHD化に、積極的に貢献していきます。
【主な特長】
マルチフォーマット
ライブスイッチャー AV-HS400 |
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【お問合せ先】
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社 ブロードメディア本部 <報道関係者様> 広報宣伝担当 常山/持田 電話 045-540-5898(代表) E-MAIL cbmd@gg.jp.panasonic.com <お客様> お客様ご相談センター 電話0120-878-410 (受付:9時〜18時<土・日・祝日除く>)
【開発の背景】
世界的に放送と通信の融合が進む中、提供番組・コンテンツのHD化は、もはや必要条件になりつつあります。それにともない、HDビデオフォーマット対応の業務用カムコーダーの低価格化が促進しています。また一方で、家庭における大型プラズマディスプレイや薄型液晶テレビ、デジタル放送対応の各種レコーダーなど、デジタル放送受信機の普及が、2011年7月のアナログ停波にむけて進み、フルハイビジョンの民生用カムコーダーの発売も相次いでいます。
松下電器ではこの状況を受け、昨年(2006年)、小型で低価格なマルチフォーマットライブスイッチャーAV-HS300を発売。放送業界をはじめ、映像に関わる様々な業界のお客様からご好評をいただいています。そして「小型で低価格」を踏襲しながら、より多彩な映像送出環境をご提供するため、さらにお客様のご要望を取り入れた、多機能モデルのマルチフォーマットライブスイッチャーAV-HS400を2007年12月に発売します。
【特長の説明】
1. 本体・コントロールパネル一体型の小型HD/SDマルチフォーマット対応
本体・コントロールパネル一体型でラックマウントサイズ(高さ3RU)の小型化を実現しながら、HD/SDマルチフォーマットに対応しました。オプション入力にアップコンバーターを標準装備しているため、SD信号とHD信号の混在使用も可能です。
2. SDI標準装備の最大8入力・8出力
HD/SD-SDIおよびDVI入力をサポートし、入力素材にパソコンやDVDなどのコンテンツも利用できます。標準4入力、4出力で、オプションボードの使用で最大8入力、8出力まで対応できるので、ユーザーの使用目的や環境に応じたフレキシブルな導入が可能です。
3. マルチビューディスプレイ機能の搭載
入力系統、PVW、PGMの映像を分割合成して1台のモニターで確認できます。分割は4分割、8分割、10分割が選択でき、子画面の下に信号名を出すことも可能です。HDモニターを複数使用せずに、1台のモニターでプレビューできるので、コストパフォーマンスに優れた、コンパクトな環境を構築します。
4.ワイプパターンとDVE、キー、P in Pなど多彩な映像効果
AV-HS300に比べて3種類増えた、合計12種のワイプパターンに加え、DVEを使用したスクィーズやスライド、ページターン、さらにはルミナンスキーやクロマキー、ダウンストリームキーなどの各種キー、P in Pなどを実装。多彩な効果で、創造性にあふれた映像制作に貢献します。
5. SDメモリーカードによる静止画転送機能を搭載
外部記録メディアとしてSDメモリーカードの使用が可能です。静止画のファイル転送やバージョンアップ用のソフトウェアをインストールすることができます。
6. シンプルで使いやすい操作性
直感的でわかりやすいパネルレイアウトによる、迅速で信頼性の高いライブ映像送出と、操作しやすいOSD(オンスクリーンディスプレイ)によるメニュー設定が可能です。
[AV-HS400 仕様]
映像 | 映像フォーマット | SD (480/59.94i、576/50i) HD (1080/59.94i、1080/50i、720/59.94p、720/50p) ※1080/23.98psf、1080/24psfにはバージョンアップにて対応予定
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ME | 1ME | |
入力 | 映像信号処理 サンプリング |
Y:Cb:Cr、4:2:2 10ビット RGB、4:4:4 8ビット |
映像 | 標準:4入力(HD/SD-SDI) オプション:最大4入力(HD/SD-SDI×2、HD/SD-アナログ×2、DVI/RGB×2 の3種類の2入力ボードを2枚まで実装可能) |
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キー | 映像入力から1信号選択 | |
DSK | 映像入力から1信号選択 | |
リファレンス | ブラックバースト(BB)/三値シンク(ループスルー)×1 | |
出力 | 映像 | 標準:4出力(PGM×2、汎用×2、いずれもHD/SD-SDI) オプション:最大4出力(汎用×4、いずれもHD/SD-アナログ×2、DVI/アナログ×各1の2種類の2出力ボードを2枚まで実装可能) 上記の6系統の汎用出力(OUT1〜6)はPGM、PVW、AUX、マルチビューディスプレイ、KEYOUTから出力候補を選択可能 |
リファレンス | ループスルー×1(Gen-lock) ブラックバースト×1(内部同期) |
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ワイプ/DVE | パターン | ワイプ×12、スクィーズ×11、スライド×8、3D×12 3Dを除き、キートランジションでバックグラウンドと独立して選択可能 |
トランジション | トランジションの方法 | フェーダー、AUTO |
トランジションの種類 | カット、ミックス、ワイプ(DVE含む) バックグラウンドとキーそれぞれ選択可能 |
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キー / DSK | キーソース | バス |
キーフィル | バス、マット | |
キーの種類 | リニアキー、ルミナンスキー、クロマキー(キーのみ) | |
P in P | トランジションの方法 | AUTO(P in P専用) |
トランジションの種類 | ミックス | |
インターフェイス | シリアル(エディター) | Dsub9ピン×1、RS422A(GVGプロトコル準拠) |
タリー出力 | Dsub15ピン×1、オープンコレクター出力 | |
GPI | φ3.5 ステレオミニジャック×1(2ポート) | |
イーサーネット | 100 Mbps/10 Mbps×1(メーカーメンテナンス用) | |
メモリーカード | SDメモリーカード | 最大2GB、静止画ファイルの転送およびソフトウェアアップグレード用 |
動作温度 | 0℃ 〜 +40℃ | |
湿度 | 10〜90% (結露なきこと) | |
電源 | 100 V 〜 240 V、50 Hz/60 Hz | |
消費電力 | 100 W | |
外形寸法 | 420 mm(幅)×131.9 mm(高さ)×408.2 mm(奥行) (突起部は含まず) | |
質量 | 6.4 kg(オプション未装着時)、7.2 kg(オプション装着時) |