松下電器産業(株)ホームアプライアンスグループ*1は、1960年に生産を開始して以来、国内で初めて食器洗い乾燥機の生産累計500万台を2006年5月中旬に達成する予定です。
<生産累計500万台への歩み>
当社は1960年に日本で初めて本格的な回転噴射方式の「電気自動皿洗い機」(MR−500)を発売しました。しかし、洗濯機ほどの大きさがあり、価格も高かったため普及には至りませんでした。その後 キッチンの上に置く卓上型や、床置きタイプの本格的な食器洗い乾燥機を発売するも、置き場所がないことや食器洗いを機械に任せることへの抵抗感もあり、普及はなかなか進みませんでした。
1980年代に入り、女性の社会進出が進む中、1986年に当社が発売した卓上型のキュービックタイプ(NP−600 愛称:キッチン愛妻号)が、設置性の向上により発売1年で約3万台を販売する大ヒットとなったことで、ようやく食器洗い乾燥機市場は立ち上がりを見せ、生産開始から30年余りを経た1991年に当社が初めて累計生産50万台に到達しました。
しかし、本格的な普及に向けてはさらなる商品改善が必要な段階でした。その後、当社が設置性を抜本的に見直し、約30cmのシンクサイドにも置ける卓上型コンパクト・スリムタイプ(NP−33S1)と、ビルトイン型では腰をかがめず楽に作業ができる引き出し式のプルオープンタイプ食器洗い乾燥機(NP−P45X1P1)をいずれも1999年に業界に先駆けて発売したことで市場は急拡大。生産累計50万台を達成した1991年からわずか14年余りで、このたび500万台を達成する予定です。
また、近年は霧状の洗剤で汚れを浮かしてはがす「汚れはがしミスト」や、隠れた菌まではがしとる「除菌ミスト」など、本質機能の革新や、節水性、使いやすさ、環境性能の追求、更にユニバーサル化の徹底など当社食器洗い乾燥機は進化を続けています。
<生産累計500万台達成の記念商品発売>
当社は、生産累計500万台達成の記念モデルとして、新製品3モデルを発売します。長年に亘り、食器洗い乾燥機の普及拡大に取り組んできた当社の技術とノウハウを搭載した新製品でもあり、より多くのお客様のキッチンに設置いただけるよう設置性の大幅な改善を図るとともに、ユニバーサルデザインを徹底追求しました。
食器洗い乾燥機の普及率は現在約18.5%*2(普及台数約850万台)と推定しており、今後は本格的普及期を迎えると予想されます。当社は、生産累計500万台の達成を大きな節目として今後とも一層の革新を続け、さらなる快適家事の追求に貢献して参ります。
*2:2005年6月当社BBR調査16.6%より推定
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〈食器洗い乾燥機生産累計500万台の歩み〉
1960年 | 日本初の電気自動皿洗い機「MR-500」を発売 | ||
1963年 | 日本初の卓上型食器洗い機「NP-100」を発売 | ||
1969年 | 床置きタイプの本格的な食器洗い機「NP-1000」を発売 | ||
1986年 | 設置性を向上したコンパクト・キュービックタイプ“キッチン愛妻号” 「NP-600」を発売 |
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1987年 | 国内初45cmモジュールの本格ビルトイン型「NP-5500」を発売 | ||
1999年 | 設置性を抜本的に見直した卓上型コンパクト・スリムタイプ “これなら置ける”「NP-33S1」を発売 |
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1999年 | ビルトイン型で引き出し式プルオープンタイプ「NP-P45X1」を発売 | ||
2001年 | 卓上コンパクト・スリムタイプ“パカッとドア”「NP-40SX1」を発売 | ||
2001年 | ビルトイン型プルオープンタイプで、幅60cmのワイド/幅45cmのディープ/ 幅45cmで浅型のコンパクト/の3モジュールを発売 |
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2003年 | 分水機構開発により節水性を大幅に向上させた 卓上コンパクト「NP-50SX3」を発売 |
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ビルトイン型プルオープンタイプの発展形で、奥の奥まで引き出せる FULLオープンタイプ「NP-P45F1」を発売 |
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2004年 | “汚れはがしミスト”を搭載し、洗浄性を革新した 卓上タイプ「NP-60SS5」、ビルトインタイプ「NP-P45V1」を発売 |
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2005年 | “除菌ミスト”を搭載した 卓上タイプ「NP-60SS6」、ビルトインタイプ「NP-P45V2」を発売 |
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2006年 | 設置性と使いやすさを向上した生産累計500万台記念モデル 卓上タイプ「NP-BM1」「NP-CM1」「NP-C1」を発売 |
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以上