Panasonic Newsroom トッププレスリリース業界初 両面銅張PET材料を採用した「微細配線電極フィルム」を開発

プレスリリース

2014年6月3日

お客様の使用条件に合わせたタッチパネル向け電極フィルムを提供

業界初(※1) 両面銅張PET材料を採用した「微細配線電極フィルム」を開発

デジタルサイネージや電子黒板、パソコンなどのタッチパネルの視認性を向上

微細配線電極フィルム

製品名 両面微細配線電極フィルム
サンプル出荷開始 2014年6月
用途 デジタルサイネージ、電子黒板、パソコンなどタッチパネル

パナソニック株式会社オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、デジタルサイネージや電子黒板、パソコンなどのディスプレイ用のタッチパネルにおいて、高い視認性と高い感度を実現した「微細配線電極フィルム[1]」を開発しました。電極材料には業界で初めて(※1) 両面銅張PET材料を採用しており、電極配線の微細化に加え、配線の一括成形によりX面・Y面のフィルム位置精度が向上します。2014年6月より、お客様のご要望に合わせた受注生産を開始します。

デジタルサイネージや電子黒板、パソコンなどのディスプレイ用のタッチパネルの製造ではX面・Y面の2枚の電極フィルムを高精度に位置合わせをし、貼り付ける必要がありました。また屋内・屋外問わない高い視認性とビューエリアの最大化が求められています。本製品は業界初(※1)の両面銅張PET材料の開発による電極配線の一括形成で、X面・Y面のフィルム位置精度を向上しました。タッチパネル操作の高い感度に加え、製造工程の削減・軽量化を実現しています。また材料の高密着強度により、微細配線対応が可能となり、高い視認性、狭ベゼル[2]化を実現しています。さらには電極配線パターンを自社設計することで、お客様の使用条件に合わせた電極フィルムをご提供していきます。

【特長】

1. 業界初(※1)の両面銅張PET材料の開発による電極配線の一括形成で、X面、Y面のフィルムの位置精度を向上、タッチパネルの製造工程の削減、軽量化を実現
位置精度:±100ミクロン以下 (当社従来品(※2)±300ミクロン)
軽量化:当社従来品(※2) 1/2

2. PETフィルムと銅の密着強度が高く、配線の細線化が可能で視認性も向上
密着強度:7N、当社従来品(※2) 2N
細線化:(ビューエリア) 3ミクロン 当社従来品(※2) 5ミクロン
(ベゼル部) 20ミクロン 当社従来品(※2) 50ミクロン

3. 材料性能を考慮した電極パターンの自社設計により、使用条件に最適な電極フィルムを提供

  1. (※1)銅パターンを用いたタッチパネルとして。2014年6月3日現在、当社調べ。
  2. (※2)当社従来品:2013年6月3日発表の微細配線電極フィルム

【備考】

本製品は2014年6月4日〜6日に東京ビッグサイトで開催される「JPCA Show 2014」に出展します。

【お問い合わせ先】

オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 広報グループ
TEL:06-6904-4732
ホームページURL:http://panasonic.co.jp/ais/

【特長の詳細説明】

1. 業界初の両面銅張PET材料の開発による電極配線の一括形成で、X面、Y面のフィルムの位置精度を向上、タッチパネルの製造工程の削減、軽量化を実現

デジタルサイネージや電子黒板などのディスプレイ用のタッチパネルの製造ではX面・Y面の2枚の電極フィルムを高精度に位置合わせをし、貼り付ける必要があり、大型化が進むにつれ、位置合わせが困難になるという課題がありました。当社は、タッチパネルに最適な業界初の両面銅張PET材料の開発に成功し、電極配線の一括形成を実現しました。これにより、X面・Y面の配線の位置精度を大幅に向上、従来必要だったX面・Y面の貼り合わせが不要となり製造工程の削減と軽量化に貢献します。

2. PETフィルムと銅の密着強度が高く、配線の細線化が可能で視認性も向上

高い視認性を得るには細線化が必要ですが、現状の銅張PET材料ではPETフィルムと銅パターンの密着強度が弱く細線化には限界がありました。本製品では、独自の複合材料開発技術により、PETフィルムと銅パターンの密着強度は当社従来品の3倍以上を実現しました。これにより、ビューエリアで3ミクロン(当社従来品(※2) 5ミクロン)、ベゼル部で20ミクロン (当社従来品(※2) 50ミクロン)に配線を細線化にして、視認性の向上とビューエリアの最大化を実現した電極フィルムをご提供します。

3. 材料性能を考慮した電極パターンの自社設計により、使用条件に最適な電極フィルムを提供

お客様側で大画面タッチパネルを高精度かつ容易に製造できるよう、当社では、これまで培った独自の銅配線に関するノウハウをベースに、モアレ[3]の低減や電気性能などを考慮した電極配線パターンを自社設計することで、お客様の使用条件に合わせた電極フィルムをご提供していきます。

【基本仕様】

項目 スペック
最大画面サイズ 55型
密着強度 7N
最小配線幅 3µm
配線厚 2µm

【用語の説明】

[1] 微細配線電極フィルム
静電容量タッチパネルの操作性能を左右する主要部材のひとつで、フィルム上に導電膜(電気を通す膜)を形成したフィルム。指で触れた部分の静電容量の変化を導電膜が感知する。通常、X面とY面の2層の電極をフィルム上に形成し、タッチパネルを構成する。
[2] ベゼル
ディスプレイなどの表示画面の周囲に設ける枠・縁のこと。
[3] モアレ
2種類の規則正しい模様が重なり合わされたときに相互に干渉することにより発生する周期的な縞状のパターンのこと。

以上

RSS