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プレスリリース

2014年1月7日

CES2014におけるパナソニックの4K展示

多彩なソリューションで、広がる4Kの可能性を訴求

パナソニック株式会社は、2014年1月7日から10日まで米国ラスベガスにて開催される「2014インターナショナル・コンシューマ・エレクトロニクスショー(CES)」において、最新の4Kの製品・技術と、これらを核にしたビジネス分野向けの新たな4Kソリューションを出展します。

当社はこれまでに多くの4K製品を生み出し業界をリードしてきました。4K最大の特徴である「高精細による情報量の多さ」と「映像のリアリティ」を活かすことで、様々なお客様に新しい価値を提供することができると考えています。今回の4K展示はこの基本的なコンセプトに基づいており、個人のお客様に加え、法人のお客様に向けて、またお客様に身近な店舗からセキュリティなどのプロ用まで、様々な業種、業界に対応する4Kソリューションを提案します。

【ビジネス分野向け 4Kソリューション】

●来店するお客様に、今までにない買い物体験を提供する「4Kサイネージ」
高級ブランドショップなど、店舗でのサイネージ向けとして3つの用途を提案しています。

(1)ショウウインドウの内側に置いた4Kディスプレイ上に表示した商品画像を、外側の空中に描き出された操作画面に触れることで選択できるサイネージ(注1)

(2)商品の質感を高品質に表現する、業務用高コントラストIPS液晶パネルを使った4K電子カタログ

(3)選んだ商品のRFタグを読み取ることで、65インチ4Kディスプレイを縦に2枚つなげた大型ディスプレイで、その商品を身につけたイメージを確認できるサイネージ

●効率的な監視業務を実現する「4Kセキュリティ」
4Kディスプレイを活用した、フルHDセキュリティカメラによる監視業務を提案します。多画面表示状態で個別の画面をより精細に見ることが可能になり、より操作が簡易で効率的な監視業務を実現すると共に、モニターを設置するスペースを減らすことができるなど、お客様に多くのメリットを感じていただけるソリューションです。

●横長の映像を継ぎ目なく表示する「4Kウルトラワイド」
4枚の4K映像を当社独自の技術で継ぎ目なく繋いで、3台の4Kモニターで12K×2Kの超ワイド映像を表示するアプリケーションを紹介します。超ワイド映像の全体像を高画質で一覧できるメリットは、スポーツの分析や高度なセキュリティ監視など、様々な分野で活かすことができます。

●高精細プロジェクターによる「4Kイベント」
4Kに対応したプロジェクターの試作を展示します。垂直/水平方向で二次元に画素をずらすことで、画素密度を4倍にする業界初の技術を採用しており、これにより4Kの映像信号を美しく表現することができ、4K高画質映像のイベントなどでの活用を提案します。

●「4K放送・制作」
開発中の4K業務用カメラレコーダーと、31インチ4Kモニター「BT-4LH310」(2013年12月発売)を組み合わせたシステムは、放送局・スタジオ向けだけでなく、4Kシネマ制作での活用が期待されます。

●20インチ4Kタブレット(パフォーマンスモデル)
2013年9月に発表した20インチ4Kタブレットに、ハイスペック版であるパフォーマンスモデルを追加します。インテル社製のCore i7 vPro CPUを搭載し、三次元CADデータなどを快適に扱うことができます。

【コンシューマ向け4K製品】

●4K対応テレビ
次世代のスマート機能と、圧倒的な4K高画質で、新しいライフスタイルを提案する「Life+ Screen」AX800シリーズ(米国市場向け新製品)を展示します。お好みに応じて多様なコンテンツをシームレスにつなげて表示する「my Stream」や、自動起動の情報表示「Info Bar」など、より進化したパーソナライズ機能を紹介します。

●4Kウェアラブルカメラ/4Kデジタル一眼カメラ
スポーツや日常生活において、身につけてハンズフリーで撮影でき、よりリアルな追体験が可能になる、開発中の4Kウェアラブルカメラのデモンストレーションを行います。また、4K動画対応のミラーレス一眼カメラの開発も進めています。

【4K技術・デバイス】

●4K有機ELパネル
当社独自のRGBオール印刷方式による曲面型の4K有機ELパネルをつなぎ合わせ、より大きなインパクトと没入感のある映像をお見せします。

●4K HEVC技術
4Kの映像伝送で期待されている国際標準規格HEVCに準拠しつつも、標準エンコーダに比べ、処理時間約1/20、同等画質以上を可能とする画像コーデックを開発、当社ブースにてデモンストレーションを行います(注2)。4K映像伝送のコア技術のひとつとして、機器間の連携やコンテンツ共有の利便性を上げることで4K映像の価値を高めることが出来ます。またこれを展開し、低速な通信回線でもより高画質な映像伝送に応用が可能です。


(注1) 空中での操作が可能なインタラクティブ4Kサイネージ

・画面に直接触れることなくインタラクティブな操作が可能な「4Kサイネージソリューション」のひとつです。当社が開発したTOF(Time of Flight)センサーと株式会社アスカネット(代表取締役:福田 幸雄、本社:広島市)のAIプレートを組み合わせ、空中に浮かびだされたインタラクティブサイネージの操作画面をタッチパネルのように指先で簡単正確に操作できる操作システムを開発、これをサイネージシステムと組み合わせたソリューションです。


■メカニズム(横から見た図)

・4Kディスプレイの最適視聴距離(ディスプレイの高さの1.5倍)に近づくことで、高精細な4Kコンテンツの訴求力を最大限に活かせ、内側に設置された4Kサイネージの表示情報を、ガラスなどを挟んで操作することが可能です。

・操作のたびに触れなければならなかったタッチパネルのスイッチやボタンなどの操作機器をこのシステムに置き換えることにより、物理的要因による故障・破損率が低減し、汚れの防止による衛生面のメリットもあります。

(注2) 低演算量・高画質HEVCエンコード技術

・2013年にITU(国際電気通信連合)とISO(国際標準化機構)により承認された国際標準規格「High efficiency video coding (ITU-T Rec. H.265 | ISO/IEC 23008-2、以下、HEVC)」に準拠した、低演算量でかつ高画質を実現するHEVCエンコード技術です。今回、本エンコード技術をソフトウェアに実装し、従来エンコーダに比べ、処理時間を約1/20に削減しつつ同等以上の精細感を有する高画質映像伝送を実現しました。

・従来のHEVCエンコーダは、すべての圧縮パラメータの組み合わせの中から、最も圧縮効率のよい組み合わせを選択します。その結果、膨大な演算量が必要となり、HEVCエンコーダを実現するためには、高性能なCPUや消費電力の大きいLSIが必要でした。

・当社は、レコーダーやムービーなどの民生機器、およびプロ向けAV機器やブルーレイ用オーサリングなどの業務機器で培ってきた動画圧縮技術および映像処理技術のノウハウを活かし、(1)適応パラメータ選択技術(画像の特徴にあわせ、パラメータの組み合わせを絞り込み、限られた中から最も圧縮効率の良い組み合わせを選択することで、処理量を削減する技術)、(2)適応ビット量割り当て技術(人間の視覚特性上、歪みが目立つ領域に、より多くのビット量を割り当てることによって歪みを抑制する技術)を開発することにより、ソフトウェアあるいはハードウェアLSIのプラットフォームの限られた演算リソースであっても、圧縮効率を保ちつつ高画質なエンコードを可能にしました。

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